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天塩川流域懇談会用語解説

天塩川流域懇談会用語解説

河川水辺の国勢調査

『河川水辺の国勢調査』は、河川事業や河川管理などを適切に推進するため、河川を環境という観点からとらえた定期的、継続的、統一的な河川に関する基礎情報の収集整備を行うものです。調査の内容は「魚介類調査」「底生動物調査」「植物調査」「鳥類調査」「両生類・爬虫類・哺乳類調査」「陸上昆虫類等調査」という6つの生物調査と河道の瀬・淵や水際部の状況等を調査する「河川調査」、河川空間の利用者などを調査する「河川空間利用実態調査」の8項目です。生物調査は、同一年度に全国109の一級水系の河川等のすべてについて、同一の調査項目を一斉に実施するのではなく、例えば一級水系の河川については、毎年各項目を109水系の1/5程度で実施し、5カ年で各調査が一巡するよう行っています。また、河川調査及び生物調査の実施にあたっては、地方整備局等のブロック毎に当該調査に関し専門的知識を有する学識経験者を「河川水辺の国勢調査アドバイザー」として委託し、調査計画、調査実施、調査成果などについての助言を得つつ実施しています。

DO(溶存酸素量)

水中に溶けている酸素の量。汚い水では溶存酸素量の濃度が低くなります。

BOD(生物化学的酸素要求量)

川や湖などの水のよごれの程度をはかる尺度にはいろいろありますが、その水質基準として定められている項目の代表的なものとして、BODがあります。水中のよごれ(有機物)は、微生物の作用で分解されますが、この過程で使われる酸素の量を、BOD(Biochemical Oxygen Demand:生物化学的酸素要求量)といい、単位はmg/l(百万分の一)であらわします。

三日月湖(みかづきこ)

曲がりくねった河川を直線化したことにより、河川から切り離された部分が三日月状の湖水となります。これを三日月湖といいます。

テッシ

天塩川の名前は、アイヌ語の「テッシ・オ・ペツ(やな・多い・川)」に由来しており、岩が『やな』のような形で横断していたという中流部の地形に由来していると言われています。『やな』は、『簗』と書き、意味として、川の流れの大部分を石、木、竹などで仕切り、残りの仕掛け部分に魚を追い込んで捕える漁法のことを指します。

内水(ないすい)・外水(がいすい)

河川(堤外地)を流れる水を外水、その川に入るまでの水を内水(堤内地をつたう水)といいます。
  • teibo

遊水地(ゆうすいち)

洪水を一時的に貯めて、洪水の最大流量(ピーク流量)を減少させるために設けた区域を遊水地または調節池と呼びます。遊水地には、河道と遊水地の間に特別な施設を設けない自然遊水の場合と、河道に沿って調節池を設け、河道と調節池の間に設けた越流堤から一定規模以上の洪水を調節池に流し込む場合があります。

ワンド

河川に形成される水の流れのない部分で、本流と違い流速が弱く流れの強い場所では生息できない稚魚・貝類・水生昆虫などの生息の場となり、水草の生育と一緒に生物環境を生育するものです。 また、流れが緩やかで安全なため、子供たちが川の生物とふれあったり、水遊びができる場所です。
  • wand

旧川

天塩川の治水対策のため、蛇行部のショートカット(直線化)により生じた河跡湖などを指します。

塩水遡上(えんすいそじょう)

河口において重い塩水が軽い淡水の下にくさび状に潜り込み(塩水くさび)、川上に向かってさかのぼる現象をいいます。取水した河川の水や地下水に塩分が混ざってしまう原因となります。

ミズゴケ

コケ植物ミズゴケ科ミズゴケ属の総称。世界で300種、日本には40種ほどおり、湿地や沼地などに生息し、保水性がよいのが特徴です。

1/100の洪水確率規模

●100年にl回の洪水
河川の計画規模を表わすのに「超過確率」というものを使います。例えば「100年確率洪水」という具合です。一般にわかりやすく表現する時は、「100年に1回おこる洪水」という風に言います。厳密に言えばこの2つの表現の内容は同じではないのですが、後の言い方のほうが何となく分かるような感じを与えるのでよく使われます。こんな大きな洪水が2年続けて起こることもままありますが、そんな時は1/100=2/200だから200年に2回おこるのだと言います。だからといって、あと198年はこんな大きな洪水はおきないという保証があるわけではありません。これは、ある町で交通事故にあう人が1年間に1万人につき1人だとして、今朝の交通事故でちょうどその割合に達したから、今年はもう自分は、事故にあうことはないと考えるのと同じようなことであり、全く意味がありません。

高水敷(こうすいじき)・低水路

堤防の間で、常に水が流れる箇所が低水路で、それより一段高い部分の敷地を高水敷といいます。平常時には動植物の生息の場となったり、グランドや公園など様々な形で利用されていますが、大きな洪水の時には水に浸かります。大雨などで増水した川の水は、高水敷の上で水面の幅が急激に広がり、水深が浅くなります。そうすることで、流れる速度も遅くなり、増水時に堤防を守る役割を果たします。
  • danmen

計画高水流量

計画高水流量は、河道を設計する場合に基本となる流量で、基本高水を河道と各種洪水調整施設に合理的に配分した結果、河道を流れる流量のことです。「基本高水」とは、洪水を防ぐための計画で基準とする洪水のハイドログラフ(流量が時間的に変化する様子を表したグラフ)のことです。

お問合せ先

治水課

  • 住所:旭川市宮前1条3丁目3番15号
  • 電話番号:0166-32-4245

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