国土交通省北海道開発局 室蘭開発建設部

　父親が建設業界に勤めていたので、学生時代から自然と建設業に興味を抱いていました。就職する際、父親に相談して建設現場の仕事内容を聞き、ものづくりの達成感や楽しさを感じ、父親と同じ地域の建設会社に入社しました。

  これまで河川維持工事を主に携わってきました。その中で二風谷ダム
湖において作業船による水上作業での流木収集の際、湖内から流木を陸揚げして流木処理後の湖内がきれいに保たれている状態を一望した時、とてもやりがいを感じます。　
      
    

　水上作業は人力作業が主体的に多く、その日の天候・風速を確認しても多く収集できる日もあれば突然風に流され収集に失敗した日もあります。気象条件等で現場は時事刻々と変わり臨機応変な対応が求められます。
　また、陸上作業とは異なり水上での船舶作業では、常に足・腰でバランスを取り腕の力で作業を行うことが多々あり、作業者の体調管理を第一に考えるため計画通りの作業が行えない苦労があります。　

　河川維持工事では、自然災害への危険性が常に伴う作業となるため、大雨突風等の気象情報を常にチェックしながら作業計画を立てています。
　また、陸上作業とは違い、前日の作業計画を立てていても、当日の天候状況により再度、計画の見直しを行い転覆や落水等の事故を絶対に起こさないよう出航前の安全確認を心掛けています。

 　

　自慢できることは特にありませんが、二風谷ダム管内維持工事の現場代理人を継続的に努めております。そのため、ダム周辺設備に関する老朽化の程度、修繕補修しなければならない点などの課題を発注者へ提案して施設の延命化への活動につなげていると思います。
　二風谷ダム周辺の施設管理については、誰よりも現地の状況を把握していると自負しています。　

【インタビューした感想】
　吉田さんの河川工事に対して熱く語る姿がとても印象的でした。
話の中では、二風谷ダム管内維持工事の現場代理人を長く経験されているため、ダム周辺の施設管理は誰よりも現地の状況を把握しているとの力強い発言がありました。非常に頼もしく感じたところです。（鵡川沙流川河川事務所二風谷ダム管理支所の皆様も心強いことと思います）
　また、仕事をしてから必要な資格をとってきたとのことですが、結果、今はDIYに活かしているとのことでした。
　二風谷ダムの維持管理には吉田さんの長年の経験がこれからも必要です。
　吉田さんが建設業界で益々ご活躍されることを祈念いたします。