けんせつの現場から(建設産業に携わる方々の活躍 久保さん)
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久保さん(令和5年2月16日掲載)
・主な担当業務 :現場代理人
・業界歴 :約27年
・紹介コメント :業界歴27年の久保さんは今年度、二風谷ダム区域内掘削外
工事の現場代理人として携わっています。趣味がゴルフの
久保さんに話を伺ってきました。(今シーズンも15回程度
ラウンドしたとのことでした)
1 建設業界に入った(目指した)きっかけは何ですか。
2 仕事に「やりがい」を感じるのはどんな時ですか。
来上がり完成したときの達成感は大きく、とてもやりがいを感じます。
3 普段の仕事で、苦労している(した)点はありますか。
現場照査を進めて行くうえで、当初図面とは異なる部分が多々あり、工事の目的と現場条件を踏まえながら工事を遂行しなければならないことは、とても困難があります。
また、地先の方や受益者等との要望を踏まえつつ発注者が求める目的物を構築する上でも意見が異なることがあり、円滑な協議に苦労することがあります。
4 仕事をする上で、普段心がけていることはありますか。
まずは安全第一です。無災害で終えるよう、安全管理に気を付けています。
朝礼時に作業者の様子を見て元気がないと思った時は声掛けをして、健康状態を必ず確認します。また、現場巡視時も作業者一人一人に声を掛けて未然に不安全行動の防止に心がけています。
そのほかには、建設業は現地一品受注生産のため、一つの物を作り上げるための現場の団結力です。作業者全員が一つのものを作り上げる気持ちになれるよう現場の雰囲気や士気が挙がるような作業環境を心がけています。
5 建設業界を目指している方へのアドバイスがあれば、お願いします。
今の建設業は、BIM・CIM・ICT等の建設DXを取り組んでいて最先端技術を駆使して施工を行っています。学生や若者には、現場見学会等に積極的に参加して頂き、昔とは異なった建設現場の実態を肌で感じてほしいです。
3K職場は昔の話で今や完全週休2日で職場環境がより良くなっていることをアピールして建設業の就労者人口を増やしていきたいです。
ぜひ技術者になってほしいと思います。
6 最後に一言
私も当社の中では中堅もしくはベテラン技術者として、現場代理人を27年ほど経験しています。当初図面をもとに現地を見るだけで図面の現地とのすり合わせ等が上手く行かないなど、当初設計のミスマッチをいち早く見抜けることが自慢の一つです。
今後は、若手技術者の育成と技術の継承を念頭に置き、若者が従事しやすい現場環境にしていくことが私の使命として建設業界を盛り上げていきたいです。
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工事の幅等を確認している様子
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工事についての打合わせをしている様子
久保さんの工事現場の安全管理と若手育成に対して熱く語る姿がとても印象的でした。
話の中では、現場でのコミュニケーションが重要であることから、現場代理人として朝礼時には声かけ、作業員の顔を見て疲れていないかどうかを確認しているとのこと。
若手育成では、会社の年齢構成も中堅がいないことから、若手職員へ対する育成もこれでよいかどうか、考えながら進めているとの本音も。また、地元の中学生や高校生を対象に職場体験を実施、体験時の学生の顔が生き生きとしていることがうれしい、体験を通じて採用に繋がっていければとのことでした。
久保さんが建設業界で益々ご活躍されることを祈念いたします。