けんせつの現場から(建設産業に携わる方々の活躍 大橋さん)
ページ内目次
MENU
大橋さん(令和5年2月16日掲載)
蘭市])
・主な担当業務 : 測量設計業務(道路附属物点検・交通量調査)
実態調査業務の管理技術者として携わっています。
休日は子供たちとアウトドアを楽しんでいる大橋さんに話を
伺ってきました。
1 建設業界に入った(目指した)きっかけは何ですか。
2 仕事に「やりがい」を感じるのはどんな時ですか。
自分の仕事が「安全で快適な社会づくり」に貢献できたと感じた時です。
今の仕事は、人の生活に欠かすことのできない「道路」での調査や点検の仕事が多いです。道路附属物点検では、道路にある照明や標識等を点検することにより、灯具や標識板が落下しないか、支柱が倒れないか、大きな損傷が無いか等を確認し、安全に道路を利用できるように調査しています。
また、交通量調査では、混雑している交差点や事故が多い交差点等において、交通状況を把握し、何が原因かを整理することにより、適切な交差点の改良等の整備につなげることができます。
そういった仕事に「やりがい」を感じています。
3 普段の仕事で、苦労している(した)点はありますか。
苦労というか、大変だったことは、災害対応です。
平成30年の胆振東部地震では、地震後すぐに現地に入り、道路や橋梁の点検を行い、通行可能かどうかの確認をしました。また、被災地に行き、官公庁の方々と連携して街の道路や橋梁を点検し、ほぼ徹夜で被災状況調査結果の取りまとめをお手伝いしました。
災害発生時は、住民の安全を確保することが重要であるため、すぐに救助できるための道路や橋梁の確認
、早期復旧のための被災状況の確認等、災害発生後すぐに動き出す必要があることが大変ではありますが、重要な役目だと感じています。
4 仕事をする上で、普段心がけていることはありますか。
次の3点について心がけています。
1 日常の社内でのコミュニケーションをよく取るようにしています。
色々な人と関わる仕事が多いため、日々のコミュニケーションは大事にしています。
2 現場作業は、地域住民に配慮し、安全第一で実施するようにしています。
作業実施にあたっては、点検車両を使用したり、通行規制をして地域住民の生活にも影響を与えること
もあるので、最小限となるように配慮し、作業前には全員で作業内容の確認・危険の確認をして安全第
一に作業を実施しています。また、現場作業においては、色々な事を想定し、何が起きても対応できる
ように、十分準備することを心がけています(段取り八分)。
3 調査結果や成果品をわかりやすく取りまとめるようにしています。
最終的に調査結果や成果品を発注者へ提出する際には、見やすくわかりやすく取りまとめて報告するよ
うにしています。
5 建設業界を目指している方へのアドバイスがあれば、お願いします。
人の生活に直結する・影響する仕事は、大いに「やりがい」のある仕事です。
また、建設業界でのDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展も目まぐるしく、設計の3次元化や施工の自動化など日進月歩で変化しています。
新しいことに挑戦できる!やりがいのある仕事ができる!
そういう気持ちがあれば、この業界で活躍できると思います!
6 最後に一言
室蘭に根付き、この地域での地場コンサルとして、橋梁の補修設計等、社会資本の整備・維持・管理を行い、無くてはならない地域の命をつなぐ仕事に、社員一同、誇りを持って携わっています。また、室蘭地域だけではなく、北海道全域に活動の範囲を広げて実施しています。
さらに、我が国が目指す未来社会(Society5.0)へ向けて、設計の3DCADやクラウドシステムの導入など最先端の技術を用いて作業の高度化・効率化を図っています。
-
ドローンの操作をしている大橋さん
-
交通量調査中の様子
-
道路附属物点検調査の様子
大橋さんの職員採用に対して熱く語る姿がとても印象的でした。
話の中では、会社で採用担当を担っており、まずは学生に仕事を知ってもらうことが重要であり、そのためにも見やすいホームページやパンフレットに心がけ、見直しをしているとのことでした。
平成30年の胆振東部地震時には現地で点検作業を行ったと話をお聞きしました。大橋さんを含め災害対応時には、建設業の方が最前線で対応していただいており、本当にありがとうございます。当部も建設業界をしっかり支えていく技術者を目指す若者がもっと増えていくように、建設業界の魅力を発信していきたいと思います。
最後に、大橋さんが建設業界で益々ご活躍されることを祈念いたします。