堆砂の計算方法について
MENU
(1)二風谷ダム再現モデルの構築
二風谷ダム湛水開始後の平成8年から平成15年を対象に堆砂計算を実施し、その結果を毎年の貯水池測量結果と比較しました。
この結果、全体の傾向としては計算値が実測値を再現しており、構築したモデルの精度は確保できたと考えました 。
二風谷ダムの堆砂再現計算のモデルを下図のように設定しました。
この結果、全体の傾向としては計算値が実測値を再現しており、構築したモデルの精度は確保できたと考えました 。
二風谷ダムの堆砂再現計算のモデルを下図のように設定しました。
-
図(1)-1 二風谷ダム再現計算の概要図
二風谷ダムの流入土砂量の設定
初期条件として、上流端に流入する水(流量)と土砂(流入土砂量)を設定する必要があります。水は、観測した流量を用いて設定することができますが、土砂は観測していないため、以下の流量と流砂量の関係式を用いて、流入土砂量を設定しました。具体的には、式の定数α、βを二風谷ダムの実績堆砂量や粒度分布の調査結果を用いて設定しました。
(2)二風谷ダム・平取ダム予測モデルの構築
二風谷ダム・平取ダムの予測計算を行うため、再現性が確保できた二風谷ダム再現モデルに額平川から平取ダム上流までを追加しました。
また、それぞれの上流端で与える流入土砂を二風谷ダムの再現計算で設定した定数α、βをもとに設定しました。
また、それぞれの上流端で与える流入土砂を二風谷ダムの再現計算で設定した定数α、βをもとに設定しました。
-
図(2) 二風谷ダム・平取ダム予測計算の対象概要図
(3)二風谷ダム・平取ダム予測計算(堆砂容量の設定)
二風谷ダムについては、平成15年洪水後の堆砂を初期形状としてダム湛水開始年から100年後の堆砂形状を推定し、堆砂容量を14,300千立方メートルとしました。
また、平取ダムについても、二風谷ダムと同様にダム湛水開始年から100年後の堆砂形状を推定し、平取ダムの堆砂容量を1,300千立方メートルとしました。
また、平取ダムについても、二風谷ダムと同様にダム湛水開始年から100年後の堆砂形状を推定し、平取ダムの堆砂容量を1,300千立方メートルとしました。