観光体験記【平成30年度】(1)白鳥大橋サイクリング、ウォーク編
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(1)白鳥大橋サイクリング、ウォーク編
※これは平成30年(2018年)10月の情報です。
北海道胆振東部地震の発生から2か月が経過しました。
被害の大きかった一部の地域を除き、北海道の大部分は平常の生活を取り戻したようにも見えます。しかしながら、依然として風評被害や自粛による観光産業への影響が続いています。
被害の大きかった一部の地域を除き、北海道の大部分は平常の生活を取り戻したようにも見えます。しかしながら、依然として風評被害や自粛による観光産業への影響が続いています。

少し遅くなりましたが、室蘭市で10月14日(日)に行われた白鳥大橋サイクリング、白鳥大橋ウォークに参加しましたので報告します。
当日はときおり小雨の降るあいにくの天気でしたが、上下にカッパを着込み集合時間の8時前に集合場所の祝津ランプのスパイラル広場内に到着しました。いわゆるロードレーサーと呼ばれるレース用の自転車ばかりだったらどうしようかと内心ドキドキしながら会場に着きましたが、ママチャリで参加される方や子供の参加者もいて一安心しました。

開会式の後、無料で自転車の点検をしていただけるとのことでしたので、愛車(普段ほとんど手入れをしていないクロスバイク)をもって行き自転車屋さんに点検していただきました。

いよいよサイクリングのスタートの時間になりました。最初は子供たちなどランプ橋を上るのに時間のかかる方々から出発し、その後、班ごとに分かれ本格的なスタートとなりました。
サイクリング中は安全のため途中で止まることができず、写真等は撮影できませんでしたが、白鳥大橋からの眺めを目に焼き付けるため、ゆったりとしたペースで走行しました。途中、反対車線をマラソンの3㎞、7㎞の方々が走り抜け、手を振りながらすれ違っていきました。

白鳥大橋を渡り終わると、陣屋の除雪ステーションで折り返しの出発を待ちました。普段は立ち入ることのできない道路管理用の施設で、間近にJXTGの大きな煙突を見ることができました。
折り返しは、来たときとは反対の車線を通り、白鳥湾の奥側の工場群を眺めながらの走行でした。普段、陸地側から見ることの多い工場群をゆっくりと海側から見ることができました。
橋の上は風が冷たく自転車で走っている我々はそうでもないのですが、じっと立っているスタッフの方々は、かなり寒かったのではないかと思います。そんな中でも笑顔で「頑張ってください」などと声をかけてくれており、本当にありがとうございます。
橋の上は風が冷たく自転車で走っている我々はそうでもないのですが、じっと立っているスタッフの方々は、かなり寒かったのではないかと思います。そんな中でも笑顔で「頑張ってください」などと声をかけてくれており、本当にありがとうございます。

スタートした祝津のランプ広場に戻ると、そこで完走記念証明書をいただきました。普段自転車で通ることのできない白鳥大橋を走行できとても気持ちの良い時間を過ごすことができました。
続いて白鳥大橋ウォークに参加しました。受付を済ませ、記念のキーホルダーにイニシャルを刻印しいよいよスタートです。

ウォークは老若男女様々な方が参加していました。車いすの方やベビーカーを押す親子連れなど皆楽しそうに歩いています。自分も家族と一緒に参加した方が良かったと少し後悔しました。

白鳥大橋を車で走っているときは気がつかない橋名板を見ることができました。仕事柄、白鳥大橋がいくつかの橋から構成されていることを知っていましたが、改めて実感することができました。

また、有名な旧絵鞆小学校円形校舎もランプ橋上から見ると普段見慣れた角度とは異なり、少し新鮮な感じがしました。保存を前提とした公募が室蘭市により行われましたが、優先交渉者の選定にいたらず、現在の形での存続が危ぶまれています。次にウォークが行われるときには、どのような形となっているのか、気になるところです。

実際に歩いてみると、主塔はかなり高く、橋を支えるワイヤー類もかなりの太さがあり、改めて、そのスケールの大きさに感動しました。更に、これだけの大きさの橋を架けて、20年間にわたり維持管理してきた、先人たちの努力に感謝を覚えました。私達は、このかけがえのない社会資本を大切に維持管理し、有効に活用していく責務があると決意を新たにしました。
次はいつになるか分かりませんが、こうした機会があれば、また参加したいと思いました。20年間室蘭市のシンボルとして大切な役割を果たしてきた白鳥大橋は、これからも市民の生活になくてはならない役割を果たしてくれると思います。徒歩で歩くことはできませんが、室蘭市のシンボルである白鳥大橋は遠くから眺めたり、車で走っても、その美しさや大きさに感動を覚えることができるものだと思います。是非、この白鳥大橋を見に室蘭を訪れてみてください。
最後に、あいにくの悪天候で、風の強い橋の上はかなり寒かったと思いますが、そんな中でもスタッフの皆さんは笑顔で声をかけてくださったり、参加者の方の記念撮影の求めに応じるなどとても心温かくなる対応をされていました。重ねて御礼申し上げたいと思います。
(文責:室蘭開発建設部)