観光 体験 オロフレ山 登山紀行(春と秋)
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オロフレ山~登山紀行(春と秋)
※これは平成25年(2013年)11月掲載の情報です。
この登山紀行は6月に登山したT・Oさんと9月に登った私の合作です。
写真は6月と9月に両方で撮影したものです。季節感が異なりますが登山のポイントを紹介しますので参考にしてください。
オロフレ山は、白老町と壮瞥町の境界にある標高1230.7mの山です。登別側(白老町側)から行くと道道2号洞爺湖登別線を壮瞥町側へ進み、オロフレ峠のトンネルを抜けてから、すぐ右側に駐車帯がありますので、そこから山の様子を眺めることができます。
登山道に行くにはそこから壮瞥側約2キロメートル弱に進むと左側にオロフレ峠展望台へ向かう道がありますのでその道に入ります(車両通行可)。
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道道駐車帯からのオロフレ山の様子(9月撮影)
その道を約2㎞ほど行くと太平洋側を見渡せる標高935mオロフレ峠展望台に到着します。
天気次第ですがここからの眺めも素晴らしい。
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展望台からの眺め・・・遠くに倶多楽湖が見える。(9月撮影)
この展望台から山頂までの標高差は約300m。オロフレ山の登山道の入口は展望台から海に向かって左側。入山の記録簿がありますから記入してから入山しましょう。
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登山道入口(6月撮影)
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登山道(入って直後)(9月撮影)
最初はなだらかな登りとつづら折りです。道なりに踏み後を確認してゆっくり歩きましょう。
体力温存のために・・。
そして、突然第1の危険地帯が現れます。深い谷と岩場です。道はちゃんとついてますので、怖がらずに慎重に一歩ずつ。小さなお子さんや足の弱い方がいる場合は目を離さず必ずサポートしてください。滑落の危険もあります。
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崖の登山道から見た対岸の羅漢岩(9月撮影)
そこを過ぎると緩やかなアップダウンがあります。オロフレ山を左手に見ながら、なんとなく山から離れていく気がします。登ったのにまた下りるのかと損をしたような気分にもなりま すが、ゆったりした気持ちで歩き、山の木々や高山植物、周囲の眺めを楽しみましょう。
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オロフレ山を左手に見ながら歩く(6月撮影)
☆登山道で見られる高山植物↓
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ツバメオモト
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チングルマ
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コヨウラクツツジ
アップダウンを過ぎて、左に大きくカーブすると、オロフレ山が真正面に見える道となります。しばらく歩くと道が開けて平らな場所へ。ここは標高約1000m地点。ここでひと休みするのも良い でしょう。山頂の写真や遠くの写真を狙うならいいポイントかもしれません。羊蹄山も見えます。
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オロフレ山が正面に・・(6月撮影)
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標高約1000m地点(9月撮影)
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羊蹄山(6月撮影)
ひと休みの後は、標高約200m程を一気に高度を稼ぎます。徐々にきつい登りが待っています。一旦登って少し下り、また更なる急峻な登り、そして山腹には特に急峻な岩場の登山道があります。危険な浮いている石もありますので、後ろに転がさないように・・。上から前の登山者が誤って落としてくる石もあります。
小さなお子さんでは登るのに大変な場所もあります。滑落の危険がないとは言い切れませんので、慎重に登ってください。ここでは息が切れます。足の速い人が後ろから来たら、道を空けて先に行かせた方がいいと思います。上から下りてきた人がいたらひと休みして先に下山させてあげるのもいいと思います。
小さなお子さんでは登るのに大変な場所もあります。滑落の危険がないとは言い切れませんので、慎重に登ってください。ここでは息が切れます。足の速い人が後ろから来たら、道を空けて先に行かせた方がいいと思います。上から下りてきた人がいたらひと休みして先に下山させてあげるのもいいと思います。
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急峻な岩場の登り・・・慎重に(9月撮影)
急峻な岩場を登り切ると、少し緩やかな登山道が300mほど続き、ようやく頂上へ到着です。
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頂上まであと少し。(6月撮影)
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オロフレ山頂上へ到着 (9月撮影)
頂上からの景色は360度絶景です。東をみると遠くには樽前山や風不死岳。
その手前には、伊達市の大滝地区(旧大滝村)徳舜瞥山、ホロホロ山。
西には普段見ることのできない角度からの有珠山と洞爺湖。
南には点在する白老町の街並。北西には羊蹄山。
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樽前山と風不死岳(6月撮影)
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徳舜瞥山・ホロホロ山(6月撮影)
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有珠山と洞爺湖(9月撮影)
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白老町方面(9月撮影)
- 樽前山と風不死岳(6月撮影) (JPG:47.8KB)
- 徳舜瞥山・ホロホロ山(6月撮影) (JPG:70.7KB)
- 有珠山と洞爺湖(9月撮影 (JPG:91.6KB)
- 白老町方面(9月撮影) (JPG:36.8KB)
頂上からの眺望を楽しんだらいよいよ下山です。先程の急峻な岩場には注意しましょう。ストックを持っている方は、ストックが邪魔になったり、ストックの先が滑ることもあるので気をつけてください。
また、最近多くの登山ブームで年配の方や女性の方がストックをもって登山していますが、キャップレスストックを使っている方は注意してください。キャップレスストックによる登山道の掘り起こしによって土砂が流され、登山道の岩が浮き石になってしまったり、登山道周辺の木の根や植物を傷めてしまいます。ストックが必要な場合でもキャップのついたストックを使用するようにし、自然保護に配慮しましょう。
来シーズンが安全で、楽しい登山となるよう祈願します。
機会があれば、ぜひ、オロフレ山登山をお楽しみください。(平成25年12月)
BY T・Oと私