観光 体験 「小幌海岸探索会」参加レポート ~秘境駅と円空ゆかりの地を訪ねて~
「小幌海岸探索会」参加レポート ~秘境駅と円空ゆかりの地を訪ねて~
2012年5月19日、豊浦町教育委員会が主催した「小幌海岸探索会」に参加しました。
「日本一の 秘境駅」と言われている豊浦町のJR小幌駅から、岩屋海岸、小幌海岸、ロウソク岩を巡るこの探索会は、NPO法人「森・水・人ネット」と豊浦町郷土研究会の協力により実施され、当日は予約なしで参加できたことから、80名を超える参加者が集まりました。
小幌駅は、2つの長大なトンネルに挟まれた「明かり区間」と呼ばれる100mほどの間にあり、特急・急行は停まらず、一部の普通列車も通過してしまいます。
駅に通じる車道はなく、基本的な駅までの交通手段は限られた数本の普通列車、というのが秘境駅としての名を高めているようです。(国道から林道を下るルートもありますが、一般的ではないようです。)
そして、この駅から海岸へ繋がる道を歩いていくと、美濃国(現在の岐阜県)の回国僧、「円空」が300年以上も前に観音像を彫ったとされる「岩屋洞窟」や小幌海岸、ロウソク岩などに辿り着きます。
日本一の秘境駅と言われる小幌駅。停車する列車の本数が少ない上に無人なので、特に帰りの時刻は確認が必要です。
-
遊歩道の途中から見えた岩屋海岸。
-
岩屋観音の説明板。
-
岩屋観音洞。
(毎年9月に祭礼が行われており、その時は公開されているようです。)
-
お堂の両側に置かれていたレプリカ。
-
お堂の両側に置かれていたレプリカ。
あまりにも時間があるので、植物を観察したり、生き物を探したり、おやつを食べたりしながら、銘々が自由に過ごしました。
-
岩屋海岸パノラマ。海岸のすぐそばにあるのは船着き場。
-
自由時間。
-
平磯での探索。
-
在来種のムラサキインコ貝。
-
外来種のムラサキガイも入り込む隙間がないほど。
ここでは、イザベラバード所縁の礼文華峠を交えた歴史や町界にまつわる話を聞いたほか、飛翔中のハヤブサのつがいを観察しました。
-
小幌海岸パノラマ。
-
岩屋海岸方面。この上方をハヤブサのつがいが飛んでいました。
-
玉石原に消えていく川。この川は、豊浦町と長万部町の町界にもなっています。
-
ろうそく岩にはハヤブサが巣を作っているということでしたが、遠目では確認できず。
途中、スーパー北斗が通過していきましたが、駅にいる大勢の人たちを見て驚いた乗客もいたかもしれません。
マニアの中には隣駅の礼文駅に車を駐め、そこから列車で小幌駅まで来て、戻りの列車が来るまで僅か17分程度の間に駅の写真だけを撮っていく、、、という人もいました。
-
-
15:14発東室蘭行き普通列車の到着。