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観光 体験 洞爺湖有珠山ジオパークめぐり

洞爺湖有珠山ジオパークめぐり

※これは平成23年(2011年)10月掲載の情報です。
 
「ジオパークって何??」と思われる方もいるのではないかと思います。ジオパークとは、地質学(geology)と公園(park)を組み合わせた言葉で、地球(ジオ)そのものを学んで楽しむことができる自然公園です。
日本には世界ジオパークと日本ジオパークがあり、洞爺湖有珠山ジオパーク(壮瞥町・伊達市・洞爺湖町・豊浦町)は2009年に世界ジオパークに認定されました。
現在国内で認定されている世界ジオパークは5地域(2011年9月に高知県室戸市が5つ目に認定されました)あり、そのうち北海道内には1つしかありません。

むずかしい話はさておき、洞爺湖有珠山ジオパークには有珠山をはじめ、昭和新山、洞爺湖、縄文遺跡など、学びながら楽しめるジオサイトがたくさんあります。
今回は、気軽に立ち寄れるジオサイトを自分なりに選びつつ、美味しい寄り道もしながら洞爺湖や有珠山周辺をめぐってみました。

【洞爺湖周辺】編

2011年8月某日、この日は国道ではなく伊達から洞爺湖へ続く道道981号線(上長和萩原線)を通って、洞爺湖周辺へ向かいました。これはその途中にある「上長和駐車公園」からの眺め。左が有珠山、右が昭和新山です。この2つの山の向こうに洞爺湖と温泉街があります。
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ここからパチリ。伊達トンネルを抜けてすぐの所にあります。意外と穴場的なビューポイントかもしれません。
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有珠山と昭和新山の間を抜け、洞爺湖温泉街に到着。まずは情報収集のために洞爺湖温泉観光協会へ。ここは、北海道洞爺湖サミット記念館と同じ建物の中にあります。
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入ってすぐの所に、いろいろなパンフレットが置かれています。2階はサミット記念館(有料)です。
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今回参考にしたのは、こちらのぐるっと洞爺湖MAP.。観光協会の方や地元の方が、「ジオスポット」や「よりみちポイント」など、それぞれオススメコースを紹介しています。コースの種類も充実していて、気軽に楽しめる2時間くらいのものから、じっくり6時間くらいかかるものなど13コース用意されています。
が、しかし私は、その中から自分の行きたい所だけを選んだ、マイセレクトコース(わがままコース?)で楽しんでみることにしました。それでは行ってきま~す。
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まず最初に向かったのは、「パン工房ゴーシュ+CAFE」(コース10・MAP12ページ)。いきなり「よりみちPoint」からのスタートです。お店は月浦地区の小高い所にあり、洞爺湖が一望できる素敵な場所です。ここでは自家製天然酵母を使用したこだわりの手作りパンを買うことができます。この日はとてもお天気が良かったので、テラスでカフェを楽しむ人たちもいました。
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私は店内でアイスコーヒーと自家製チーズケーキを注文。窓辺の席からの眺めは最高です。(実際、お店の中はもっと明るいです。) このほかランチメニューや、自家製パンと飲み物のセットなどもありました。
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ようやく本日の目的、ジオめぐりスタート。遊覧船で中島(コース3・MAP5ページ)へ向かいます。乗るのは「トム・トーヤ号」。夏休み中なので、お客さんが沢山いました。
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目指す中島がすぐそこに見えています。中島の左に見えるのは羊蹄山。
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昭和新山や有珠山、温泉街がだんだん小さくなっていきます。
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途中、洞爺湖に浮かぶ浮見堂「中島三重の塔」が遠くに見えます。
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中島は、弁天島、観音島、饅頭島、大島の4つからなっています。遊覧船は温泉街からは見ることが出来ない観音島の裏手を通り、4島の中で一番大きな大島に向かいます。出発から約30分で到着。
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早くも水辺にいるシカを発見しました。
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船を下りてすぐの所に、「ウンクルセトナの桂の木」という大きなご神木があります。悲しいアイヌの物語が由来ですが、2つの木が1つの幹で繋がっていることから「縁結びの木」として崇められるようになったそうです。
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ひまわり畑の横を通って奥へ進むと、洞爺湖森林博物館と売店があります。ここから先は散策路になっていて、ゲート出入口には鍵がかけられていますが、受付をすると中に入ることが出来ます。今回は「いつでも気軽に」をテーマにしてみたので、散策はしないで次の船が迎えに来るまで、湖の周りをのんびり歩くことにしました。(運航は30分毎です。)体験していないので大きなことは言えませんが、中島を訪れる醍醐味は、やはりこの散策路を歩きながら自然を体感することだと思いますので、時間がある方はぜひゆっくり散策してみてください。洞爺ガイドセンター(MAP17ページ)に前日までに予約をすると、ガイドさんと一緒に中島を歩くことができます。
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ゲート越しにシカたちとご対面。手に何か持ってるとエサをもらえると思ってか、シカが一斉に近寄ってきます。
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近くに小さな水天宮も。おみくじの販売機もあったので、記念に買ってみました。(運勢は、、、大吉ではなかったです。)
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さらに湖畔へ続く道を歩いていくと鳥居があり、左から「大黒様」「学問の神様」「恵比寿様」が並んで祀られています。
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湖には白鳥がいてエサをあげる人たちもいますが、近づき過ぎると噛みつかれたりするので要注意です。(ちなみに私は経験者だったりします。。けっこう痛いです。)
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あっという間に出航の時間になりました。帰りは中世の古城をイメージしたという「エスポアール」に乗船します。さすが、お城だけあって船内もちょっと豪華な感じです。せっかくなので屋上まで上がってみました。高さがあるので、見晴らしが良かったです。
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短い時間でしたが、ちょっとだけ雰囲気を楽しんで中島を後にしました。次回はぜひ散策路まで行ってみようと思います。右の写真は饅頭島。こんな近くで見ることができるのも遊覧船ならではです。
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出発してすぐ、船の窓からエサをあげる乗客めがけてカモメが急接近してきます。デッキにいると目線と同じ、もしくは目線より下にカモメが飛んでいて、なかなか新鮮な光景でした。カモメも慣れたもので、上手にお客さんの手からエサをもらっていました。
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そんなカモメたちを見たり景色を見たりしているうちに、船乗り場に到着。結局ずっとデッキに出たままでした。
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遊覧船乗り場の前には、10月末まで「湖畔Cafe」がオープンしています。ぜひ、よりみちしてみてください。
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次に向かったのは、足湯「薬師の湯」(コース7・MAP9ページ)です。ここ以外にも、洞爺湖温泉街には手湯と足湯が数多くあり、気軽に楽しめるのが魅力です。タオルも自動販売機で購入できます。薬師の湯のすぐそばには「薬壷の手湯」があります。
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こちらは、足湯「洞龍(とうろん)の湯」(コース1・MAP3ページ)。人気の足湯です。洞爺湖町のキャラクター「洞龍(とうろん)くん」がお出迎えしてくれます。
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午後からスタートしたため、本日のジオパークめぐりはここで終了です。が、やはりジオパークと言えば有珠山・昭和新山は外せない!と言うことで、また日を改めまして次回、「気軽に有珠山・昭和新山めぐり」をしようと思います。カミングスーンです~。

【有珠山・昭和新山周辺】編

8月に洞爺湖を訪れてから、あっという間に9月になってしまいました。台風12号も去り、久々のお天気だったので、「そうだ有珠山に行こう!」ということで、気軽に有珠山・昭和新山めぐりスタートです。

今回は国道37号線を通り有珠山へ向かいます。またしても「よりみちポイント」スタートになりますが、まずは途中にある国道沿いの道の駅「あぷた」(コース4・MAP6ページ)に到着です。木の温もりが感じられる店内には、採れたての地元野菜をはじめ、水産物や特産品が購入できます。「うに丼」も人気メニューの1つです。
  • 【有珠山・昭和新山周辺】編
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週末ということもあり、お客さんが沢山いました。右の写真のスイカ、写真で大きさをお伝えしきれない(隣のチンゲン菜も大きいため)のが残念ですが、かなり巨大でした。何人分くらいになるんでしょうか。。。
  • 【有珠山・昭和新山周辺】編
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本日最初のジオスポット、有珠山西山火口散策路・北口(コース7・MAP9ページ)に到着。ここは、2000年の噴火でできた火口です。約15分かけて第1展望台へ登ります。(登山のような急斜面ではなくなだらかな散策路です。)北口のほかに南口からも展望台に登るコースがあります。
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散策路を歩き出してすぐ、左手に西新山沼(西山火口沼)が見えてきます。水の中に立っている道路標識や電柱が確認できますか?なんとここは噴火前、かつての国道230号があった場所なのです。
  • 【有珠山・昭和新山周辺】編
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こうやって見てみると普通の道路(かつての町道です。)に見えますが、この道もやがて途中で行き止まりとなります。
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ここからは木道を歩いていきます。木道の右手には断層になった町道が。この噴火で70mも隆起したそうです。安全に楽しむために、散策路を歩くときは注意事項を守ってくださいね~。
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第1展望台を通り、そこからもう少し上にある第2展望台に到着。噴火湾とその周りの町並みが眼下に広がります。お天気が良ければ、海の向こうに駒ヶ岳を見ることが出来ます。そして、こんな素晴らしい景色と同時に視界に飛び込んでくるのは、噴火で破壊されたお菓子工場や住宅。噴火当時の威力が今も生々しく伝わってきます。
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噴火湾の反対側には羊蹄山が。今日は前回訪れた時よりもはっきり大きく見えました。次は有珠山ロープウェイに向かいます。
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有珠山ロープウェイ(コース9・MAP11ページ)に到着。いつもより間近で昭和新山とご対面です。一緒に写っているのは三松正夫氏(1977年没)像。麦畑だった地面が突如隆起し、昭和新山が誕生した様子を克明に記録した元壮瞥郵便局長です。それにしても近くで見ると大迫力の溶岩ドームで、個人的にはずっと見ていても飽きない昭和新山ですが、有珠山に登るためロープウェイ乗り場へ向かいます。
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有珠山に登るロープウェイですから当然と言えば当然なのですが、あんな高いところにターミナルが。。。
このロープウェイのおかげで、私のような山を登る体力がない者でも簡単に山の上に行くことが出来るなんて、ほんとにありがたいことです。ゴンドラに乗り込んで程なく頂上に到着。
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頂上ターミナルを降りてすぐの展望台。ここからの景色も素晴らしい眺めです。洞爺湖や昭和新山を上から見るとこんな感じ。
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さらに7分ほど登った所にある、有珠山火口原展望台を目指します。登山とは比べものにならない距離なのですが、先程の西山火口散策路よりは階段の傾斜がきつく、着いたときにはすでに息が切れていた私です。。。展望台からは1978年に出来た銀沼火口群が見えます。ここから山の下に向かって遊歩道が続いており、約40分くらい降りていくと銀沼火口群を近くで見ることが出来る火口原展望台に到着します。そこからさらに約20歩いた所に外輪山展望台があり、西山火口を別の角度から見ることが出来ます。すでに体力が限界?に近づいていた私は、10分だけ遊歩道を降りてみました。
  • 【有珠山・昭和新山周辺】編
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降りていくと、有珠山の山肌がさらに近くに。銀沼火口群にも少し近づきました。そしてまた10分かけて上まで登ります。。。あまりちゃんと写っていませんが、最後に室蘭方面を撮ってみました。肉眼では白鳥大橋もちゃんと見えましたよ。
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ターミナルに戻る途中に、一輪だけハマナスが咲いていました。あと1週間もしたら本格的な秋の季節になるのでしょうね~。
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ロープウェイ乗り場の建物には、洞爺湖有珠山ジオパーク「火山村情報館」や火山体験室なども無料で入ることが出来ます。建物の外には昭和新山ガラス館や熊牧場、お土産店もあります。
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有珠山・昭和新山を満喫した後は、美味しいよりみちです。洞爺湖から札幌に向う国道230号沿いにあるアイス屋さん、レークヒル・ファーム(コース3・MAP5ページ)に到着。広々とした敷地の中に、かわいいお店が建っています。お店からは、羊蹄山を大パノラマで眺めることができます。私が選んだアイスは、今が旬のカボチャと地域特産の白花豆のダブル。どちらも二重丸な美味しさでした。
  • 【有珠山・昭和新山周辺】編
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お店の外には、たくさんのウサギと、ポニーが2頭飼われていました。最後に、私があげたエサを夢中で食べる動物たちに癒されて、今回の「気軽にジオパークめぐり」は終了です。

8月、9月と月をまたぎ、約2日間かけて巡った洞爺湖有珠山ジオパークでしたが、まだまだ行きたい所は沢山あります。もちろん洞爺湖周辺は何度も訪れている場所ではありますが、ジオパークを意識して歩いてみるとまた違った視点で見ることが出来てとても楽しかったです。ここはいつ来てもホッとする、そんな場所だと改めて感じました~。
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お問合せ先

地域連携課

  • 住所:室蘭市入江町1番地14
  • 電話番号:0143-25-7053

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