国土交通省北海道開発局 帯広開発建設部

流域に多くの恵みをもたらす十勝川も、かつては幾度となく洪水を繰り返す「暴れ川」でした。なかでも昭和56年8月に起こった洪水では、降雨量 上札内337ミリメートル、住家被害339戸、概往最大降雨を記録し、堤防河岸の決壊や内水氾濫、橋脚の倒壊など多大な被害が生じました。

水害年月日	原因	被害状況
明治31年9月(1898)	大雨	降雨量帯広107mm、管内で死者21名家屋全壊128戸
大正11年8月(1922)	台風	降雨量熊牛259.9mm、管内で死者9名家屋流失240戸
昭和11年7月(1936)	低気圧	降雨量上札内192.6mm、管内で死者1名家屋流失32戸
昭和22年9月(1947)	台風	降雨量上札内249.5mm、大津村耕地冠水800ha
昭和23年8月(1948)	台風	降雨量帯広173.8mm、十勝川利別川氾濫
昭和30年9月(1955)	大雨	降雨量茂岩196.5mm、茂岩市街浸水
昭和32年9月(1957)	低気圧	降雨量新内203.6mm、死者1名家屋浸水664戸
昭和37年8月(1962)	台風	降雨量熊牛、清水218mm、管内で死者2名 家屋全壊10戸
昭和39年6月(1964)	低気圧	降水量糠平292mm、管内で死者2名家屋半壊1戸
昭和39年8月(1964)	前線	降雨量糠平170mm、管内で家屋床上浸水111戸
昭和47年9月(1972)	台風	降雨量糠平368mm、管内で死者5名家屋全壊46戸
昭和50年5月(1975)	低気圧	降雨量大津178.5mm、管内で家屋床上浸水20戸
昭和56年8月(1981)	低気圧	降雨量上札内337mm、住家被害339戸、 既往最大降雨を記録
昭和63年11月(1988)	低気圧	降雨量糠平254mm、管内で家屋半壊1戸
平成元年6月(1989)	低気圧	降雨量大川246mm、管内で床上床下浸水35戸
平成2年11月(1990)	低気圧	降雨量大川205mm、管内で床上床下浸水31戸
平成10年8月(1998)	前線	降雨量オンネトー238mm、管内で床上床下浸水13戸
平成10年9月(1998)	台風	降雨量更別235mm、管内で重傷者1名床上浸水30戸
平成12年4月(2000)	低気圧	降雨量糠平163mm、床上床下浸水24戸
平成13年9月(2001)	台風	降雨量小利別212mm、豊頃町茂岩観測所で 観測開始以来2番目の最大流量を記録
平成15年8月(2003)	台風	降雨量記念沢（札内川上流）365mm、 管内で死者5名、床上床下浸水51戸