十勝ダムホームページ ダム用語集
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ダム用語さくいん
ダム
ロックフィルダム-貯水池-多目的ダム
ダムの貯水位
洪水時満水位(サーチャージ水位)(EL=340.00メートル)-ただし書き水位(EL=336.00メートル)-常時満水位(EL=337.00メートル)-最低水位(EL=308.90メートル) -洪水期制限水位(夏期制限水位 EL=313.20メートル)
ダムの容量
総貯水容量-有効貯水容量-洪水容量-利水容量-堆砂容量
ダム諸元
堤高-堤体積-堤頂長
ダム用語
ロックフィルダム
ロックフィルダムとは、アースフィルダムのように土を材料とするのではなく、岩石を原料とするダムのことです。まず堤体中心部(コア)に粘土質の水を染み込ませない為の壁をつくり、更にその周りにフィルターとなる層をつくって、堤体表面に岩石を並べる三層構造で堤体を強固なものにしています。十勝ダムは、中央コア型ロックフィルダムです。
貯水池
ダムによって河川が堰上げられてできた人口の湖を言います。多目的ダムの公用は目的に応じて貯水池の容量を利用することにより発揮されることとなりますが、複数の事業目的を効率よく満足させるように、貯水池の水位によってそれぞれの目的に対して分配されます。
多目的ダム
ダム事業の目的としては、洪水防御、流水の正常な機能の維持、発電、用水補給(上水、工水、かんがい)などが挙げられます。 一つのダムでこれらのうち複数の目的を有するものを多目的ダムと呼びます。
洪水時満水位(サーチャージ水位)(EL=340.00メートル)
洪水時にダムによって一時的に貯留することとした流水の最高水位を言います。
ただし書き水位(EL=336.00メートル)
計画した以上の大雨が降り、貯水位がサーチャージ水位を越えることが予想される場合には、ダムから水が越流するのを防ぐために、緊急的に放流量を増やすことがあります。その時の、洪水調節開始水位を言います。
常時満水位(EL=337.00メートル)
ダム計画において、非洪水期にダムによって貯留することとした流水の最高水位でダムの非越流部の直上流部における水位標高を言います。
最低水位(EL=308.90メートル)
貯水池からの取水口の最低敷高で通常これよりも下の貯留水が利用できない水位を言います。
洪水期制限水位(夏期制限水位 EL=313.20メートル)
洪水調節容量を大きく取るために洪水期に、常時満水位よりも水位を低下させる場合の水位を言います。
総貯水容量
堆砂容量、死水容量、利水容量、洪水調節容量を全部合計したものです。
有効貯水容量
ダムの総貯水量から堆砂容量及び死水容量を除いた容量のことです。
洪水容量
常時満水位(又は洪水期制限水位)からサーチャージ水位までの容量のことです。
利水容量
最低貯水位から常時満水位までの容量のことです。
堆砂容量
貯水池流域の地形、地質、気象、水文、その他の流域特性等により、貯水池の比堆砂量を推定し、これを基にして想定したおおむね100年間の堆砂量が水平に堆砂すると仮定して設定した容量のことです。
堤高
ダムの高さ。基礎地盤からダム天端までの高さを言います。
堤頂長
ダム堤体の長さを言います。