ダムができるまで -工法
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地勢を検証しすぐれた工法で 美利河ダムの工法
一般にダムを建設する際は、周囲の状況や岩盤の強度を考慮して、いくつかの型式の中から最もふさわしい型式が採用されて建設が進められます。美利河ダムの場合、堤頂長が1.5キロメートルと長く、さらに異なる2つの性質の岩盤の上に設置されることから、それぞれの岩盤で最適なダムを組み合わせるという方式が採られ、北海道ではじめて「重力式コンクリートダム」と「ロックフィルダム」の2つを組み合わせた「複合式ダム」という型式となりました。
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■ロックフィルダム
自然の岩石をゆるい勾配でつみあげるため底面積が広くなります。本体の重さが分散されるので、比較的弱い岩盤でも造れます。
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■重力式コンクリートダム
コンクリートの重さでダム本体を支えるため、ダムを比較的小さく造れますが、強い岩盤が必要となります。
弱い地盤にダムを造るために

「RCD工法」で効率よくダムを建設
