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平成22年度事業計画の概要

平成22年度釧路開発建設部事業費

平成22年度事業費総括表
事  項 平成22年度予算額
治 水 12億4百万円
道 路 整 備 156億9千9百万円
港 湾 整 備 44億円
空 港 整 備 2億1千万円
道路環境整備 14億7千4百万円
 都市水環境整備 2億2百万円
 農業農村整備 13億6千6百万円
 水産基盤整備 26億1千6百万円
 計 271億7千万円
※四捨五入の関係で計と内訳が一致しない場合がある。
  • 事業別の構成の円グラフ 事業別の構成

治水事業

 国が管理する一級河川釧路川水系において、標茶地区の堤防整備、弟子屈地区の河道整備等により治水機能の向上を図ります。  

治水事業の概要 
事      業      別 地 区 別 事  業  の  概  要
河 川 整 備 事 業 河   川   改   修 釧 路 川 築堤盛土、河道整備
河   川   維   持 釧 路 川 堤防管理
河川工作物関連応急対策 釧 路 川 樋門改良
 総合流域防災事業 総合流域防災対策事業   調査検討

道路事業

 平成22年度は、広域分散型社会を形成する北海道において、日常生活や産業・流通活動等に不可欠な高規格幹線道路・地域高規格道路の整備を促進するとともに、釧根地域の豊かな自然環境と生態系を保全するため、動植物の生育環境に配慮した道路整備を進めます。また、安全で安心して暮らせる地域社会の形成に向けて、防災・震災対策や地域防災への取組を進め、冬期間も安全で確実な道路交通の確保を図るため、効率的・効果的な道路除雪などを実施し、道路維持管理の推進を図ります。


一般国道の現況
(単位:km)
路線名 総延長 実延長 未供用
延  長
実延長のうち
改良済
延  長
舗装済
延  長
橋  数 トンネル数 冬期交通止
延    長
 
38号釧路新道
38号
44号
240号
241号
243号
244号
272号
274号
334号
335号
336号
391号
392号
合計
 
6.3
52.9
124.6
70.7
48.6
114.6
90.6
113.4
93.3
17.0
42.5
52.9
100.5
65.5
993.4
 
6.3
52.4
124.1
70.7
37.3
114.6
80.2
100.0
73.5
17.0
42.4
-
88.4
34.8
841.6
 
-
-
-
-
-
-
-
-
19.8
-
-
-
-
-
19.8
 
6.3
52.4
124.1
70.7
37.3
114.6
80.2
100.0
73.5
17.0
42.4
-
88.4
34.8
841.6
 
6.3
52.4
124.1
70.7
37.3
114.6
80.2
100.0
73.5
17.0
42.4
-
88.4
34.8
841.6
か所
5
24
35
27
5
18
25
35
29
7
26
-
20
20
276
か所
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
-
0
0
1
 
0
0
0
0
0
0
0
0
0
13.4
0
-
0
0
13.4
※平成21年4月1日現在。実延長は、総延長から路線が重なっている区間の長さ(重用延長)及び未供用延長を除いた長さ。
四捨五入の関係で合計と内訳が一致しない場合がある。336号はすべて38号と重用。


道路事業の概要
事 業 区 分 事      業      目      的 路線・地区名等 事業の概要
地域連携
推進事業
・ 高規格幹線道路、地域高規格道路及び空港港湾等へのアク  セス道路等地域の交流・連携を促進します。

・ 交通渋滞、交通混雑の緩和のため、ボトルネックの解消や、  バイパス等の整備による都市内交通の円滑化の整備を進め  ます。

・ 冬季地吹雪による通行止めの解消や冬期交通事故の低減を 図り、より安全で安心な通行を確保します。
北海道横断自動車道
黒松内釧路線
(本別町~釧路市)
高速自動車国道(本別町~釧路市)の整備促進
38号・44号
(釧路市・釧路町)
【釧路外環状道路】高規格幹線道路の整備促進
44号(根室市) 【根室道路】高規格幹線道路の整備促進
44号(根室市) 【根室防雪】防災・防雪対策の推進
釧路中標津道路
(釧路町・標茶町)
【上別保道路・阿歴内道路】地域高規格道路の整備促進
38号(釧路市) 【釧路新道】都市内交通の円滑化
274号(釧路市) 【徹別道路】交通不能区間の解消
391号(釧路町) 【釧路東インター関連】4車線化の推進
直轄道路
維持修繕事業
・快適な道路交通を確保するため、維持管理を充実します。

・既存ストックの長寿命化や防・震災対策を推進します。
維持 舗装補修、構造物補修、経常的維持作業等
修繕 舗装修繕、
橋梁補修[38号外]、
耐震補強[44号外]
雪寒地域
道路事業
・冬期の積雪による地域間交通の途絶を解消するなど幹線道路交通の安全の確保や、積雪や凍結による冬期特有の障害を緩和し、安全で快適な道路空間確保のため防雪対策等を実施します。

・安全で快適な冬期交通確保のため、除雪、排雪等の雪対策を推進します。
除雪 一般除雪、運搬排雪、歩道除雪、附帯除雪
防雪 雪崩予防柵[244号外]
道路事業の概要

路 線 ・ 地 区 名                  主   要   事   業
 北海道横断自動車道
 黒松内釧路線
 (本別町~釧路市)
高速自動車国道(本別町~釧路市)の整備促進
 38号・44号(釧路市・釧路町)
【釧路外環状道路】高規格幹線道路の整備促進
 44号(根室市)
【根室道路】高規格幹線道路の整備促進
 釧路中標津道路
 272号(釧路町・標茶町)
【上別保道路・阿歴内道路】地域高規格道路の整備促進
L=0.4km 平成22年度供用予定
 38号(釧路市) 【釧路新道】都市内交通の円滑化
 44号(根室市) 【根室防雪】防災・防雪対策の推進
 274号(釧路市) 【徹別道路】交通不能区間の解消
L=2.1km 平成24年度供用予定
 391号(釧路町) 【釧路東インター関連道路】交通混雑の解消(4車線化の推進)
L=0.5km 平成24年度供用予定

港湾整備事業

 東北海道地域は、日本有数の食料基地として、生乳及び漁業生産量は、それぞれ全国の約3割と約1.1割を占め、釧路港背後には2大製紙工場が立地し、新聞紙等の生産をしています。また、根室地域は北方領土との交流拠点ともなっています。
 平成22年度は、そのような本地域と海外及び本州方面との物流や地場産業の拠点として、物流の円滑化や地域の特性を活かした港湾整備を行います。また、地域の安全・安心の確保のために、災害の多発する東北海道地域において、耐震強化岸壁等の臨海部防災拠点整備とともに、自然環境の保全・創造のため、海域環境の創出を推進します。
 さらに、老朽化が進んでいる港湾施設について、必要な機能を維持しつつ、将来の改良・更新コストの抑制を図るため、施設の緊急点検や長寿命化等に資する計画の策定等を進めます。

【釧路港】

[北地区]  大規模地震発生時における避難者や緊急物資等の輸送路を確保するとともに、近年のクルーズ需要にも対応し、フィッシャーマンズワーフ等と隣接する地理的条件を活かした地域の活性化を推進するため、旅客船ターミナル(耐震)の整備を継続して進め、供用を目指します。
[西港地区]  第4ふ頭等の静穏度を向上させ、船舶の安全な利用を確保するため、新西防波堤の整備とともに、エコポート事業として、水生生物の生育環境を創出する機能を付加した防波堤の整備を進めます。また、船舶の安全を確保するため、泊地浚渫を実施します。

【根室港】

[花咲地区]  港湾貨物の効率的で安全な輸送のため、既存臨港道路の改良を進めます。
 利用に支障が生じている既存物揚場の老朽化対策と嵩上げ改良を進め、効率的な荷役環境を確保します。

[根室地区]  老朽化が著しい既設北防波堤の機能を維持し、船舶の安全かつ効率的な港内利用を確保するため、平成22年度の完成を目指し老朽化対策事業を進めます。

【霧多布港】

[本港地区]  船舶の安全かつ効率的な港内利用を確保するため、老朽化が著しい防波堤、船揚場の老朽化対策事業を進めます。



港湾整備事業の概要
事業区分 港湾名 地区名 事業の概要 事業目的
港湾改修事業 重要港湾
釧路港
北地区 水深 9.0m岸壁(耐震)改良
水深 9.0m泊地
大規模地震発生時等の緊急輸送の確保及び旅客船に対応した関連施設の整備
西港地区 島防波堤
新西防波堤
多目的国際ターミナル整備事業として円滑な物流等を目指した整備
水深 14m泊地(埋没) 船舶の安全かつ効率的な利用の確保
重要港湾
根室港
花咲地区  道路改良 港湾貨物の効率的で安全な輸送
水深3.0m中央物揚場改良 効率的な荷役環境の確保
水深2.0m物揚場改良  効率的な荷役環境の確保 
根室地区  北防波堤改良 効率的な港内利用の確保
地方港湾
霧多布港
本港地区 東防波堤改良 効率的な港内利用の確保
第2船揚場 効率的な港内利用の確保

空港整備事業

 東北海道地域は世界自然遺産の知床、釧路湿原他多数のラムサール条約登録地など、自然に恵まれており、多数の国内・国外の観光客が訪れる中、釧路空港はその玄関口であり、拠点空港として重要な役割を担っています。
  平成22年度は、国内・国外航空路線網の基幹空港として、内外の交流を支えるネットワークとモビリティ向上を目指し、空港施設の機能保持のための取組を進めます。
 
【釧路空港】
 空港の機能維持のため、老朽化した誘導路の改良により安全性向上を図ります。

空港整備事業の概要
空 港 種 別 空 港 名 事 業 の 概 要 事業目的
国管理空港 釧路空港 誘導路改良 誘導路の安全性向上

農業農村整備事業

 管内の農業は、夏季の農耕期間の気候が冷涼であることから酪農を主体とした経営が盛んであり、経営の安定を目指した事業を展開しています。 
実       施 国営環境保全型
かんがい排水事業
はまなか地区、別海南部地区及び別海西部地区において、用水路及び排水路の整備を行います。
国営総合農地
防 災 事 業
鶴居第2地区において、排水路の整備及び農地保全工を行います。
調査計画 国営環境保全型かんがい排水事業別海北部地区及び根室地区の調査を行います。
農業農村整備事業の概要
1 実施地区
事業種別 地区名 関係市町村名 受益面積(ha) 計画概要
国営環境保全型かんがい排水事業 はまなか地区 浜中町 13,065
揚水機 2か所
用水路 265条
排水路 46条
別海南部地区 別海町 13,344
用水路 118条
排水路 29条
別海西部地区 別海町 9,952
取水井戸 1ヵ所
用水路 123条
排水路 8条
国営総合農地防災事業 鶴居第2地区 鶴居村 554
排水路 5条
農地保全工 554ha

2 調査計画地区
調査名 地区名 関係市町村名 受益面積(ha)
国営等事業地区計画調査 別海北部地区 別海町 29,411 
根室地区 根室市 6,070 

都市水環境整備事業

 国が管理する一級河川 釧路川水系において、釧路湿原自然再生事業を継続推進します。


都市水環境整備事業の概要
事業区分等 地区別等 事業の概要
総合水系環境整備事業 釧路川 旧川復元工事、土砂流入対策工事

水産基盤整備事業

 東北海道地域は、日本有数の食料基地として、漁業生産量は全国の約1.1割を占め、水産基盤整備事業は「新たな北海道総合開発計画」や「漁港漁場整備長期計画」に基づき、各地域の課題を踏まえ事業を推進します。
  平成22年度は、衛生管理の高度化に資する整備、厳しい自然条件の克服による水産物の安定供給を図る施設の整備等を推進します。
【厚岸漁港】

[門静地区]

 厚岸湾内の門静、苫多、沖万別地区の沿岸漁業を対象に、効率的な集出荷拠点の整備を継続します。

【落石漁港】

[落石地区]

 漁船が安全に係留や停泊できる水域を確保するため、東護岸、道路及び東防波堤の改良を進めます。また、衛生管理の高度化を図るため水深4.0m岸壁及び水深2.5m物揚場において屋根付岸壁、清浄海水取水施設を整備します。

【歯舞漁港】

[歯舞地区]

 漁船が安全に停泊できる水域、水産物の陸揚げを確保するため、南防波堤及び水深3.5m岸壁改良を整備します。
 また、衛生管理の高度化を図るため、水深4.0m岸壁の清浄海水取水施設及び屋根付岸壁を整備します。

[温根元地区]

 荒天時の越波から漁業活動の安全を確保するため、東護岸(改良)を整備します。

【羅臼漁港】

 衛生管理の高度化を図るため、水深3.5m岸壁の低温清浄海水取水施設を継続して整備するとともに、水深4.0m岸壁の屋根付岸壁を整備します。
 

水産基盤整備事業の概要
種別 漁港名 地区名 事業の概要 事業目的
第3種 厚岸漁港 門静地区 護岸(防波) 沿岸漁業支援基地整備
西防波堤 港内静穏度の向上
水深 1.5m泊地  船舶所要水深の確保 
水深 1.5m物揚場 沿岸漁業支援基地整備 
船揚場 沿岸漁業支援基地整備  
道路 水産物輸送の円滑化 
用地  荷捌き作業の効率化 
用地護岸 沿岸漁業支援基地整備
落石漁港 落石地区 東防波堤(改良) 港内静穏度の向上
東護岸 背後施設への越波対策 
水深 4.0m岸壁(改良) 衛生管理対策
水深 2.5m物揚場 衛生管理対策
道路 水産物輸送の円滑化
第4種 歯舞漁港  歯舞地区 南防波堤(改良) 港内静穏度の向上、老朽化対策
水深 3.5m岸壁(改良)  係留施設不足の解消 
水深 4.0m岸壁(改良) 衛生管理対策
 温根元地区 東護岸(改良) 背後施設への越波防止
羅臼漁港
(衛生管理型漁港)
      水深 3.5m岸壁 衛生管理対策
水深 4.0m岸壁(改良) 衛生管理対策
水深 4.0m岸壁(補修) 老朽化対策

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