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平成24年度事業計画の概要

平成24年度釧路開発建設部事業費

平成24年度事業費総括表
事  項 平成24年度予算額
治 水 10億7千7百万円
道 路 整 備 199億8千3百万円
港 湾 整 備 38億8千4百万円
空 港 整 備 3億1百万円
都市水環境整備 9千2百万円
 農業農村整備 34億4千3百万円
 水産基盤整備 24億8千万円
 計 312億6千1百万円
※ 農業農村整備及び水産基盤整備を除き、工事諸費及び営繕宿舎費は含まれていない。
  予算額には、全国防災対策費及び復旧・復興対策にかかる経費を含む。
  四捨五入の関係で合計と内訳が一致しない場合がある。
  • 事業別の構成の円グラフ 事業別の構成

治水事業

 国が管理する一級河川釧路川水系において、弟子屈地区の河道整備等により治水機能の向上を図ります。
治水事業の概要 
事             業             別 地 区 別 等 事  業  の  概  要
河 川 整 備 事 業 河   川   改   修 釧 路 川  堤防整備・河道掘削
河 川 維 持 修 繕 釧 路 川  堤防管理・水閘門等維持管理
総合流域防災事業 総合流域防災対策事業    調査検討

道路事業

 釧根地域は、広域分散型社会で、人流、物流など自動車交通に依存しているほか、災害時の地域の孤立化や多重性の欠如などの問題が散在しており、それらを解消するため、迅速に安全で安心な移動ができるよう、交通ネットワーク形成に向け高規格幹線道路や地域高規格道路の整備を推進します。
 また、災害に強い道路ネットワーク整備のための防災事業や、交通事故低減のための交通安全対策、冬期間も安全で確実な道路交通の確保を図るため、効率的、効果的な道路除雪などの維持管理を行います。


一般国道の現況
(単位:km)
路線名 総延長 実延長 未供用
延  長
実延長のうち
改良済
延  長
舗装済
延  長
橋  数 トンネル数 冬期交通止
延    長
 
38号釧路新道
38号
44号
240号
241号
243号
244号
272号
274号
334号
335号
336号
391号
392号
合計
 
6.3
52.9
124.6
70.7
48.6
114.6
90.6
113.4
93.3
17.0
42.5
52.9
100.5
65.5
993.4
 
6.3
52.4
124.1
70.7
37.3
114.6
80.2
100.0
75.6
17.0
42.4
-
88.4
34.8
843.7
 
-
-
-
-
-
-
-
-
17.7
-
-
-
-
-
17.7
 
6.3
52.4
124.1
70.7
37.3
114.6
80.2
100.0
75.6
17.0
42.4
-
88.4
34.8
843.7
 
6.3
52.4
124.1
70.7
37.3
114.6
80.2
100.0
75.6
17.0
42.4
-
88.4
34.8
843.7
か所
5
29
37
29
5
19
25
35
29
7
26
-
23
20
289
か所
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
-
0
0
1
 
0
0
0
0
0
0
0
0
0
13.4
0
-
0
0
13.4
※平成24年4月1日現在。実延長は、総延長から路線が重なっている区間の長さ(重用延長)及び未供用延長を除いた長さ。
四捨五入の関係で合計と内訳が一致しない場合がある。336号はすべて38号と重用。 

道路事業の概要
路 線 ・ 地 区 名      主   要   事   業
 北海道横断自動車道根室線(本別町~釧路市)  高速自動車国道 本別町~釧路市間の整備促進
 一般国道38号・44号(釧路市・釧路町)  【釧路外環状道路】 高規格幹線道路の整備促進
 一般国道44号(根室市)  【根室道路】 高規格幹線道路の整備促進
 一般国道272号釧路中標津道路(釧路町・標茶町)  【上別保道路・阿歴内道路】 地域高規格道路の整備促進
 一般国道38号(釧路市)  【釧路新道】 都市内交通の円滑化
 一般国道44号(根室市)  【根室防雪】 防災・防雪対策の推進
 一般国道335号(標津町)  【標津防災】 海岸侵食対策の推進
 一般国道391号(釧路町)  【釧路東インター関連】 交通混雑の解消

港湾整備事業

 東北海道は、酪農に適した冷涼な気候・広大な大地や寒流・暖流の混ざり合う好漁場を有する地域であり、全国の3割以上の牛乳生産量、また、1割以上の漁業生産量を誇るなど、我が国の食料供給基地として非常に重要な役割を果たしています。
 さらに釧路港背後には2大製紙工場が立地し、新聞紙等の生産拠点として、また、根室地域は北方領土との交流拠点としての機能を担うとともに、阿寒・釧路湿原等の観光資源に恵まれた地域となっています。
 このような特徴を有する東北海道と本州方面や海外との物流・交流のさらなる円滑化を図るとともに、地場産業の拠点や生活基盤として地域の特性を活かした港湾整備を行います。

【釧路港】

[西港地区]  船舶の安全な利用を確保するため、第4ふ頭等の静穏度の向上を目的とした新西防波堤やエコポート事業として水生生物の生育環境を創出する機能を付加した島防波堤の整備を進めるとともに、泊地浚渫を実施します。

【根室港】

[花咲地区]  港湾貨物の安全で効率的な陸上輸送を確保するため、臨港道路の改良を進めます。
 また、荷役や船舶係留に支障が生じている施設について、効率的な利用環境を確保するため、既存物揚場の嵩上げ改良を進めます。

【霧多布港】

[本港地区]  利用船舶の安全や効率的な港内利用を確保するため、船揚場の整備や老朽化が著しい防波堤の改良を進めます。
 


港湾整備事業の概要
事 業 区 分 港湾名 地区名 事業の概要
港湾改修事業 重要港湾
釧路港 
西港地区  島防波堤
 新西防波堤
 水深14m泊地
重要港湾
根室港
花咲地区   道路改良
 水深3.0m中央物揚場改良
地方港湾
霧多布港
本港地区  第2船揚場
 東防波堤改良

空港整備事業

 東北海道は、世界自然遺産の知床、阿寒・釧路湿原他多数のラムサール条約登録地など、自然に恵まれており、多数の国内・国外の観光客が訪れる中、釧路空港はその交流の玄関口として重要な役割を担っています。
  国内・国外航空路線網の基幹空港である釧路空港において、国内外の交流を支えるネットワークとモビリティ向上を推進します。
 
【釧路空港】
 航空機の安全な運航を確保するため、劣化により機能低下している誘導路・滑走路の更新・改良を進めるとともに、北側高盛土の地下水対策の検討に向けた調査設計を実施します。
空港整備事業の概要
空 港 種 別 空 港 名 事  業  の  概  要
国 管 理 空 港 釧 路 空 港  誘導路改良・滑走路改良・用地造成

農業農村整備事業

 管内の農業は、夏季の農耕期間の気候が冷涼であることから酪農を主体とした経営が盛んであり、経営の安定を目指した事業を展開しています。
実施地区 国営環境保全型
かんがい排水事業
別海南部地区、別海西部地区及び別海北部地区において、用水路及び排水路の整備を行います。
国営総合農地
防 災 事 業
鶴居第2地区において、排水路の整備及び農地保全工を行います。
調査計画
地   区
国営環境保全型かんがい排水事業根室地区、国営総合農地防災事業美留和地区の調査を行います。
農業農村整備事業の概要
1 実施地区
事業種別 地区名 関係市町村名 受益面積(ha) 事業の概要
国営環境保全型かんがい排水事業 別海南部地区 別海町 13,344
用水路 118条
排水路 29条
別海西部地区 9,952
用水路 123条
排水路 8条
取水井戸 1か所 
別海北部地区 29,411
用水路 513条
排水路 13条
国営総合農地防災事業 鶴居第2地区 鶴居村 554
排水路 5条
農地保全工 554ha

2 調査計画地区
調査名 地区名 関係市町村名 受益面積(ha)
国営等事業地区計画調査   根 室 地 区 根 室 市 5,896 
美留和地区  弟子屈町  753 

都市水環境整備事業

 国が管理する一級河川釧路川水系において、釧路湿原自然再生事業を継続推進します。


都市水環境整備事業の概要
事  業  区  分  等 地 区 別 等 事  業  の  概  要
総合水系環境整備事業 釧 路 川  自 然 再 生

水産基盤整備事業

 東北海道は、全国の1割以上の漁業生産量を誇る日本有数の漁業基地であり、我が国の食料供給基地として非常に重要な役割を果たしています。
  こうした東北海道において、これからも水産物を安定的に供給する役割を果たしていくことはもちろんのこと、地域の基幹産業である水産業のさらなる振興を図るため、地域特性を踏まえた漁港整備を進めます。
【厚岸漁港】

[湖北地区]

 衛生管理の高度化を図るため、水深4.0m岸壁において屋根付岸壁の整備に向けた調査設計を実施します。
 また、漁船の安全で効率的な港内利用を確保するため、水深5.0m泊地の補修を進めます。

【落石漁港】

[落石地区]

 漁船の安全で効率的な港内利用を確保するため、東防波堤の改良を進めます。
 また、衛生管理の高度化を図るため、水深4.0m岸壁及び水深2.5m物揚場において屋根付岸壁、清浄海水取水施設を整備します。

【歯舞漁港】

[歯舞地区]

 安全で効率的な港内利用を確保するため、南防波堤の改良を進めます。

[温根元地区]

 係留施設不足を解消し、効率的な利用を図るため、水深2.0m物揚場を整備します。

[珸瑶瑁地区]

 安全で効率的な港内利用を確保するため、東護岸の改良を進めます。

【羅臼漁港】

 衛生管理の高度化を図るため、水深3.5m岸壁の低温清浄海水取水施設、水深4.0m岸壁の屋根付岸壁を整備します。
 また、大規模災害時における避難・物流拠点として、また、水産物の安定供給を図るため、水深3.5m岸壁及び防波護岸の整備を進めます。


 

水産基盤整備事業の概要
事業区分 種 別 漁港名 地区名 事業の概要
特定漁港

漁場整備

事   業
第3種 厚岸漁港 湖北地区  水深 4.0m岸壁改良
 水深 5.0m泊地補修
落石漁港 落石地区  東防波堤改良
 水深 4.0m岸壁改良
 水深 2.5m物揚場
 道路改良 
 用地改良
第4種 歯舞漁港 歯舞地区  南防波堤改良
温根元地区  水深 2.0m物揚場 
珸瑶瑁地区  東護岸改良
羅臼漁港         防波護岸(中央埠頭)(耐震)
 水深 3.5m岸壁(耐震)
 水深 3.5m岸壁
 水深 4.0m岸壁改良 
 水深 4.0m岸壁補修

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