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釧路湿原の自然再生

釧路湿原の自然再生

  • 釧路湿原の自然再生

自然再生の必要性と考え方

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釧路湿原では今、急速な乾燥化が進み、植物の分布状況も大きく変わっています。

 釧路湿原は、わが国を代表する自然環境の一つであり、さまざまな野生生物が棲むかけがえのない生態系です。また、「自然の遊水地」として釧路市街を洪水から守る役割や水質を浄化する役割など、地域住民の暮らしにとっても大きな意義を持つため、将来にわたって保全することが重要です。
 しかし、最近数十年の間に釧路湿原やその周辺地域の開発が進み、釧路川流域の経済活動が発展した結果、湿原の面積が減少するとともに、乾燥化などにより植生分布が急速に変化していると考えられています。その結果、釧路湿原本来の希少な自然が損なわれつつあります。
 このため、地域住民をはじめ、市民団体・専門家・行政などが協力して、湿原保全のための具体的な対策に取り組むことが求められています。

釧路湿原の変遷(総面積、植生分布)

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「釧路川流域」の視点に立って、釧路湿原の自然再生を考えることが重要です。

 北海道でも有数の大河である釧路川は、阿寒国立公園内の屈斜路湖を源にして、広大な流域から多量の水を釧路湿原に送り込む、豊かな水循環システムをつくっています。
 その中で、釧路川流域の最下流部に位置する釧路湿原は、湿原上流域や周辺地域の環境の変化の影響を受けやすい地理的条件にあります。
 したがって、釧路湿原の自然再生を十分に進めるためには、上流から下流、また流域の数多くの支川も含めて、流域全体を視野に入れながら取り組むことが不可欠です。

釧路湿原の「検討委員会」の発足、「河川区域」の拡大指定など、 保全・再生を進めやすい環境をつくってきています。

 こうしたことから釧路開発建設部では、釧路川流域全体の河川・森林・農地・市街地などの土地利用の状況を把握しながら、総合的な調査・検討と対策を進めています。
 平成11年9月には、釧路開発建設部の呼びかけにより、「釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会」が発足し、取り組みを推進する体制を整えました。
 また平成12年6月には、釧路湿原の保全のため、湿原のほぼ全域にあたる約15,580haを「河川区域」(環境保全や治水のために河川管理を行うエリア)として拡大指定し(従来の約2.4倍)、湿原の保全・再生を進めやすい環境としました。

わが国の「自然再生」の先駆的モデルケースとして、全国的にも、国際的にも注目を集めています。

 こうして本格的な歩みを始めた釧路湿原の自然再生事業は、取り組みの推進体制・運営方法、取り組み内容などにおいて、わが国の先駆的モデルケースとして注目を集めています。
 そのため、事業の進捗状況などについて、引き続き積極的に国内外へ情報発信するよう努めていきます。

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  • 13_ph06 「釧路湿原川レンジャー」の観察会
  • 13_ph07 地域の小学生の植樹活動
  • 13_ph08 保全・再生のためのシンポジウム
  • 13_ph09 釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会
  • 13_ph10 釧路湿原自然再生協議会

お問合せ先

治水課

  • 住所:釧路市幸町10丁目3番地
  • 電話番号:0154-24-7250(代表)
  • ファクシミリ:0154-24-6839

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