水産 Q4
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Q4:HACCPについて教えてください。
A4:
HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)とは、食品の衛生・品質管理の新しい手法で、原材料の採取段階から製造流通販売される間の各段階で想定される危害をあらかじめ分析し、これを予防又は軽減させることで製品の安全性を確保しようとするもので、「危害分析・重要管理点方式」と訳されています。
加工食品について、危害分析(HA)によって、原料から製造工程にわたって問題点をリストアップし、重要管理点(CCP)によって、これらの処理方法を明確にするものであり、工程ごとに安全性をチェックしこれを記録しておかなければなりません。
漁港においてはこれを背景に、清浄海水供給や浄化施設による港内水質改善や、水産物の品質向上を支援するために公共事業と非公共事業が一体となり岸壁・荷捌き地・市場等を衛生管理エリア化させるなどの、環境・衛生管理型漁港づくりがすすめられています。