釧路開発建設部　施設整備課
 開発専門職　白 井　孝 司

　私は、街路灯、ロードヒーティング、河川・道路管理用カメラ、電光表示板、光ファイバーネットワーク及び、雨量などの気象観測設備など様々な電気通信機器の整備・点検の仕事をしています。
　基本的には標準的なルールに基づき設計しますが、例えば機器点検作業が歩道柵の外側での作業となると斜面に転落する危険があるので、歩道側からだけで点検ができるような作りにしたり、夏の工事でも、雪が積もったときに機器が埋もれないような位置に取り付けたりする必要もあります。
　費用と機能だけでなく安全性やメンテナンス性などもそれぞれの現場に合わせて工夫するところが難しいところでもあり、やりがいを感じるところでもあります。

　新規採用の時に携わった仕事は、今でも鮮明に覚えています。街路灯をつける仕事だったのですが、当時は、初めての現場に戸惑いながらも、緊張感を持って仕事を進めたことや、先輩たちの指導を受け、ようやく完成にこぎつけた喜びなど、今もその場所を通ると、当時のことを思い出します。

　裏方の仕事かもしれませんが、街路灯やロードヒーティングなどは、常に設計どおりに機能させ、安心して利用してもらう必要があるため、点検や修理はとても大切な仕事だと思っています。

　今後は、現在整備中の北海道横断自動車道にトンネル照明や非常電話などをつける仕事を行っていきます。新しく開通する道路には、電気通信関係のたくさんの設備をつける必要があるので、忙しくなりますが、高速道路が延びれば、地域の方々の生活や道東地域の物流・観光にも役立つと思うので、やりがいのある仕事だと思います。