WEB広報誌 かいはつグラフ2014.9 国際バルク戦略港湾 釧路港
国際バルク戦略港湾 釧路港 輸入飼料穀物の安定供給、物流コストの削減効果を活かした酪農・畜産業の振興発展へ
東北海道の物流拠点 釧路港
釧路港は、東北海道の物流拠点として、地域の暮らしと産業を支える重要な役割を果たしています。
主な貨物の取扱いは、
◇トウモロコシ、石炭、木材チップなどの酪農・畜産業や製紙業に欠かせない原材料の輸入
◇紙やパルプ、食料品などの移出・輸出で、貨物量は、苫小牧港、函館港、室蘭港に次ぐ1,554万トン(平成24年度)となっています。
主な貨物の取扱いは、
◇トウモロコシ、石炭、木材チップなどの酪農・畜産業や製紙業に欠かせない原材料の輸入
◇紙やパルプ、食料品などの移出・輸出で、貨物量は、苫小牧港、函館港、室蘭港に次ぐ1,554万トン(平成24年度)となっています。
国際バルク戦略港湾の取組
国土交通省では、我が国の産業や国民生活に欠かせない物資である国際バルク貨物(※)の「穀物」、「鉄鉱石」、「石炭」の3品目について、安定的かつ安価な輸入を実現するため、大型船による一括大量輸送を行う拠点港湾として「国際バルク戦略港湾」を平成23年5月に選定しました。
道内では「穀物」を対象として釧路港が選定され、大型船に対応した港湾施設の整備や企業連携の促進などの取組が進められています。
道内では「穀物」を対象として釧路港が選定され、大型船に対応した港湾施設の整備や企業連携の促進などの取組が進められています。
※バルク貨物:穀物、石炭、鉄鉱石などのように、包装せずに積み込まれる貨物のことで、「ばら積み貨物」ともいいます。
- 釧路港の背後地域である東北海道地域
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東北海道における食料生産量
(出展 北海道農政事務所)
国際バルク戦略港湾として整備される西港区第2ふ頭の様子。400トン/時間の能力を持つ荷役機械が設置されており、今後、より荷役能力の高い機械への更新・設置が計画されています。
飼料穀物であるトウモロコシの大量輸送で道内酪農・畜産業の振興へ
釧路港は、飼料原料となる輸入トウモロコシの主要な産地である北アメリカに最も近いという地理的特性を活かし、穀物輸送の拠点となることで輸送コストの削減を図ることができます。
また、釧路港の背後地にひろがる酪農・畜産地帯までの距離も近く、概ね3時間以内に飼料を輸送できるメリットがあります。
このことから、釧路港への大型船による一括大量輸送により、安価な飼料を安定的に酪農畜産家に供給することで、道内の酪農・畜産業の基盤・競争力強化が図られ、食料の安定供給につながります。
また、釧路港の背後地にひろがる酪農・畜産地帯までの距離も近く、概ね3時間以内に飼料を輸送できるメリットがあります。
このことから、釧路港への大型船による一括大量輸送により、安価な飼料を安定的に酪農畜産家に供給することで、道内の酪農・畜産業の基盤・競争力強化が図られ、食料の安定供給につながります。