十勝港 (とかちこう)
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十勝港 (とかちこう)
港格
重要港湾
港湾管理者
十勝港の概要

十勝港は、首都圏と北海道とを結ぶ海路の最短距離に位置し、その背後圏には帯広を中心とした日本有数の食糧基地「十勝」を有している。
本港における取扱貨物の約7割を農業関連品が占めており、背後地域の基幹産業である農業を支える流通拠点としての役割を担っている。
十勝の農業は北海道における農業生産の約4分の1を占め、生産された農畜産物や加工品は次々に全国へ供給されるとともに、農業生産に欠かす事の出来ない肥料や飼料、製糖工場用の石炭が移輸入されている。これらの輸送や供給の体系、更に保管など物流機能の強化は、十勝農業の発展に密接に関わっている。
海上ルートの核である十勝港の機能を高めることは、農産物の安定供給や輸送のコストの低減など様々なメリットが多く、「農業王国十勝を支える港」として「アグリポート・十勝港」に対する十勝圏の期待は大きくなっている。
本港における取扱貨物の約7割を農業関連品が占めており、背後地域の基幹産業である農業を支える流通拠点としての役割を担っている。
十勝の農業は北海道における農業生産の約4分の1を占め、生産された農畜産物や加工品は次々に全国へ供給されるとともに、農業生産に欠かす事の出来ない肥料や飼料、製糖工場用の石炭が移輸入されている。これらの輸送や供給の体系、更に保管など物流機能の強化は、十勝農業の発展に密接に関わっている。
海上ルートの核である十勝港の機能を高めることは、農産物の安定供給や輸送のコストの低減など様々なメリットが多く、「農業王国十勝を支える港」として「アグリポート・十勝港」に対する十勝圏の期待は大きくなっている。
十勝港の沿革
- 昭和4年 広尾港修築工事に着手
- 昭和26年 避難港の指定
- 昭和28年 港湾区域設定 広尾町が管理者となる
- 昭和34年 地方港湾の指定
- 昭和40年 法律第80号により広尾港を十勝港に改称
- 昭和45年 重要港湾の指定(5月1日)
- 昭和54年 港湾区域変更
- 平成元年 農協サイロ(株)小麦貯蔵サイロ(50基)操業開始
- 平成2年 第3ふ頭-10m岸壁供用開始
- 平成8年 植物防疫法に基づく木材特定港の指定 十勝港~東京間に近海郵船フェリー航路開設(釧路港~東京便で十勝港を経由)
- 平成11年 植物防疫法に基づく植物防疫港の指定 関税法に基づく開港の指定 十勝港~東京間のフェリー航路休止 農協サイロ(株)小麦貯蔵サイロ(15基)増設 50千トンから65千トンへ 第4ふ頭-12メートル岸壁供用開始
- 平成12年 免疫法に基づく無線免疫港の指定 港湾区域変更
- 平成16年 第4ふ頭-13メートル岸壁供用開始
- 平成18年 農協サイロ(株)小麦貯蔵サイロ(25基)増設 65千トンから90千トンへ
- 平成19年 丸紅㈱・㈱上組・パシフィックグレーンセンター㈱・日清丸紅飼料㈱・日本甜菜製糖㈱の5社による飼料コンビナート進出決定(9月)、とかち飼料㈱設立(日清丸紅飼料㈱・日本甜菜製糖㈱)(11月)
- 平成20年 十勝グレーンセンター㈱設立(丸紅㈱・㈱上組・パシフィックグレーンセンター㈱)(2月)
- 平成21年 十勝グレーンセンター(株)原料保管サイロ建設工事着工(3月)
- 平成22年 十勝グレーンセンター竣工(10月) 飼料製造工場竣工(10月) 農協サイロ(株)小麦貯蔵サイロ(27基)増設 90千トンから117千トンへ
- 平成23年 飼料コンビナート本格操業開始 貿易額が開港以来初の100億円を突破(153億9,300万円)
- 平成30年 所管が帯広開建から釧路開建へ移行
取扱貨物量
(単位:千トン)
区分 |
令和3年
取扱貨物量
|
令和4年 |
R4/R3対
前年比
|
||
取扱貨物量 | 主要品種名 | ||||
外貿 | 輸出 | 1 | 0 | 0.00 | |
輸入 | 454 | 465 | とうもろこし、化学肥料、石炭 | 1.02 | |
計 | 455 | 465 | 1.02 | ||
内貿 | 移出 | 543 | 551 | 麦、原木、製造食品 | 1.01 |
移入 | 500 | 541 | 砂利・砂、動植物性製造飼肥料、水産品 | 1.08 | |
計 | 1,043 | 1,092 | 1.05 | ||
合計 | 1,498 | 1,557 | 1.04 |
北海道開発局港湾計画課調べ