焼尻港 (やぎしりこう)
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焼尻港 (やぎしりこう)
港格
地方港湾
港湾管理者
焼尻港の概要

焼尻港は、焼尻島唯一の港湾であり、島民の生活物資・地元漁民の漁業拠点基地として利用されている。
焼尻島は羽幌から約23キロメートル沖合の周囲12キロメートル、人口約270人の小さな島で、暑寒別天売焼尻国定公園に指定されるなど、島内には多くの自然が残っており、特に5万本とも言われるイチイ(おんこ)の原生林は、規模と樹溶の見事さでは日本国内でも並ぶものがないと言われており、国の天然記念物にも指定されている。
平成3年には離島~本土間に高速船「さんらいなぁ」が就航し、フェリーより約30分の時間短縮が図られ、天売島とともに夏季の島民や観光客の利便性が向上している。
焼尻港は平成13年に離島ライフライン確保を目的とした耐震強化岸壁が整備された後、平成15年度以降、直轄事業の整備は休止している。
焼尻港の沿革
- 昭和8年 漁村振興船入潤補助で着工
- 昭和28年 港湾区域の設定 焼尻村が港湾管理者となる 地方港湾の指定(3月31日)
- 昭和34年 町村合併促進法により羽幌町に合併
- 昭和40年 港則法による適用港湾の指定
- 昭和46年 臨港地区設定
- 昭和51年 臨港地区変更
- 平成元年 焼尻~天売~羽幌間のフェリー航路(羽幌沿海フェリー)に「フェリーおろろん」就航
- 平成3年 焼尻~天売~羽幌間のフェリー航路(羽幌沿海フェリー)に高速船「さんらいなぁ」就航
- 平成13年 耐震強化岸壁(-5.0メートル)供用開始 焼尻~天売~羽幌間のフェリー航路(羽幌沿海フェリー)に「フェリーおろろん2」就航
- 平成15年 休止 臨港地区変更
取扱貨物量
(単位:千トン)
区分 |
令和3年
取扱貨物量
|
令和4年 |
R4/R3対
前年比
|
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取扱貨物量 | 主要品種名 | ||||
内貿 | 移出 | 21 | 20 | フェリー、水産品、分類不能のもの | 0.94 |
移入 | 23 | 21 | フェリー、重油、水産品 | 0.91 | |
計 | 44 | 40 | 0.92 | ||
合計 | 44 | 40 | 0.92 |
北海道開発局港湾計画課調べ