鵡川
鵡川
鵡川は、日高山脈北部の狩振岳に源を発し、占冠村の盆地においてパンケシュル川、双珠別川等を合わせ、赤岩の峡谷を流過し、穂別町市街部において穂別川を合わせ、鵡川町で太平洋に注いでいます。
肥沃で温暖な鵡川の流域には、明治中期に開拓民が次々と入植し、早くから稲作が行われました。現在は、道内屈指の稲作地帯として発展し、約3,900haにも及ぶ豊かな水田が広がっています。また、古くからシシャモやサケがたくさんのぼるなど、「豊漁の川」としても知られています。
上流部の占冠村は紅葉の名所で、赤岩青厳峡の渓谷、石勝樹海ロードの景観が有名です。下流部には、サラブレッドの牧場が点在し、放牧された馬が草を食む姿が見られます。また、鵡川町の市街地の河川敷には「タンポポ公園」が整備され、河口部に広がる干潟環境は、シギやチドリなどが飛来する渡り鳥の中継地として注目されています。
肥沃で温暖な鵡川の流域には、明治中期に開拓民が次々と入植し、早くから稲作が行われました。現在は、道内屈指の稲作地帯として発展し、約3,900haにも及ぶ豊かな水田が広がっています。また、古くからシシャモやサケがたくさんのぼるなど、「豊漁の川」としても知られています。
上流部の占冠村は紅葉の名所で、赤岩青厳峡の渓谷、石勝樹海ロードの景観が有名です。下流部には、サラブレッドの牧場が点在し、放牧された馬が草を食む姿が見られます。また、鵡川町の市街地の河川敷には「タンポポ公園」が整備され、河口部に広がる干潟環境は、シギやチドリなどが飛来する渡り鳥の中継地として注目されています。
名前の由来
山田秀三著「北海道の地名」から引用
勇払郡の大川であるが、この川名の意味も他の大川と同じように、はっきり残っていない。
〔鵡川のアイヌ系古老から聞いた話〕並んで流れている沙流川は男で鵡川は女であった。沙流川の古老がシシリ・ムカなのに対し、鵡川は女なのでモ・ムカ(小さい・ムカ)と呼ばれ、それから鵡川の音が生れた。
〔鵡川のアイヌ系古老から聞いた話〕並んで流れている沙流川は男で鵡川は女であった。沙流川の古老がシシリ・ムカなのに対し、鵡川は女なのでモ・ムカ(小さい・ムカ)と呼ばれ、それから鵡川の音が生れた。
源流
勇払郡占冠村の狩振岳(標高1,323m)
流域面積
約1,270平方キロメートル
本流の長さ
約135キロメートル
流域内市町村名
<2町村>
上川:占冠村
胆振:むかわ町
上川:占冠村
胆振:むかわ町
流域内市町村人口
約1万1千人(平成22年国勢調査)