河川・海岸・砂防(平取ダムアイヌ文化調査)
河川・海岸・砂防
平取ダムアイヌ文化調査
平取ダムアイヌ文化調査について
平取ダムが建設される平取町は人口に占めるアイヌの人々の割合が高く、また、豊かで多彩な沙流川流域の自然と相まって伝統文化が比較的濃厚に保存、継承されてきた地域と言われています。
河川法の改正に伴い平成14年7月に策定された「沙流川水系河川整備計画」ではアイヌ文化の保存、伝承、振興のための取り組みに配慮することが位置づけられています。一方、二風谷ダム建設工事に伴って生じた「権利取得裁決及び明渡裁決の取消し請求」いわゆる「二風谷ダム裁判」の判決理由として「アイヌ文化に対する影響を判断するための調査、研究を怠った」とされており、このような背景を受けて室蘭開発建設部では平取ダム建設に伴い、ダム建設予定地周辺のアイヌの文化的所産の有無(信仰、古式舞踊、口承文芸など)とその与える影響について調査を行い、その評価とダム施設検討等に必要な関連資料・情報の提供と対策案の提示を目的として、平取町へ「沙流川地域文化評価業務」を委託しました。
平取町では、業務全般を統括し円滑に進めるために専門家及びウタリ協会の方々、並びに関係機関の代表等で構成された「アイヌ文化環境保全対策調査委員会」を設置することにより、各方面から適切な意見を得て業務を進めました。
平成15年5月24日に第1回委員会が開催され、平成17年4月23日に中間報告がまとめられました。また、平成18年3月19日に最終委員会の中で総括報告取りまとめの審議が行われ、平成18年6月22日に平取町からその調査結果の報告を受けました
河川法の改正に伴い平成14年7月に策定された「沙流川水系河川整備計画」ではアイヌ文化の保存、伝承、振興のための取り組みに配慮することが位置づけられています。一方、二風谷ダム建設工事に伴って生じた「権利取得裁決及び明渡裁決の取消し請求」いわゆる「二風谷ダム裁判」の判決理由として「アイヌ文化に対する影響を判断するための調査、研究を怠った」とされており、このような背景を受けて室蘭開発建設部では平取ダム建設に伴い、ダム建設予定地周辺のアイヌの文化的所産の有無(信仰、古式舞踊、口承文芸など)とその与える影響について調査を行い、その評価とダム施設検討等に必要な関連資料・情報の提供と対策案の提示を目的として、平取町へ「沙流川地域文化評価業務」を委託しました。
平取町では、業務全般を統括し円滑に進めるために専門家及びウタリ協会の方々、並びに関係機関の代表等で構成された「アイヌ文化環境保全対策調査委員会」を設置することにより、各方面から適切な意見を得て業務を進めました。
平成15年5月24日に第1回委員会が開催され、平成17年4月23日に中間報告がまとめられました。また、平成18年3月19日に最終委員会の中で総括報告取りまとめの審議が行われ、平成18年6月22日に平取町からその調査結果の報告を受けました
アイヌ文化環境保全対策調査委員会スケジュール
(平取町教育委員会文化財課)
(平取町教育委員会文化財課)
開催月日 | 主 な 内 容 |
H15.5.24 | 設立趣意確認・今後の進め方 |
H15.7.12 | 現地調査 |
H15.9.27 | 台風10号被災状況報告 |
H16.1.24 | 調査報告・現地調査 |
H16.3.20 | 調査報告・聞き取り調査 |
H16.6.26 | 現地調査 |
H16.8.28 | 基本見解策定に向けた手順の確認・聞き取り調査報告 |
H16.10.23 | 中間報告書の構成・目次案の策定・文献分析調査報告 |
H16.12.18 | 中間報告書の構成・原案の策定 |
H17.2.26 | 中間報告原案検討 |
H17.3.19 | 中間報告最終案検討 |
H17.4.23 | 中間報告書確認・H17年度調査計画について |
H17.6.19 | ミティゲーション(保全措置)の基本方針、今年度調査重点項目の絞り込み |
H17.9.24 | 総括報告の作成方針・方法の絞込み |
H18.1.21 | 総括報告に向けた作業(原案) |
H18.3.11 | 総括報告に向けた作業(最終調整) |
H18.3.19 | 総括報告取りまとめ |