日時 |
平成15年 10月27日(月) |
場所 |
ポールスター札幌 |
出席者 |
(委員)
渡辺委員長、庵谷委員、齊藤委員、坂本委員、高橋委員、中井委員、中林委員、藤巻委員、眞山委員
(事務局)
浦上室蘭開発建設部次長、水野沙流川ダム建設事業所長 ほか
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議事内容
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1.平成15年8月 台風10号について
2.これまでの調査について
3.洪水による影響について
4.今後の調査について
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決定事項 |
・平取ダム環境調査は引き続き各専門の立場の委員から意見を聞き、調査 を進める。
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主な意見
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・水質については湛水することにより、ダムの湖底となる底質から溶出する窒素・リンについての動態を検討するための現牧場での調査を実施すべきである。
・濁りの発生は藻類や魚類の生息に影響を与えるため、SSの減衰状況を発生箇所も含めて調査を行う必要がある。
・猛禽類の調査結果のうち、幼鳥および営巣状態については、台風および洪水後の結果について判っている範囲で記載すべきである。
・猛禽類調査では、通行止めによりアクセスできない箇所も重要な地点が含まれており、できるだけ早い段階で、データ取得を行うことを考えるべきである。
・陸上昆虫類の着目すべき種には、調査時にわずか1個体しか確認されていないものもある。特記事項へ個体数も記載するべきである。
・今回の洪水では河岸付近の下草が無くなっている。この事は、食物連鎖(昆虫→魚類→鳥類)に影響を与えることが考えられるとの見識を持って調査を進めるべきである。
・河川藻類は環境の変化を受けやすいが、回復は比較的早いと考えられるため、来年予定通りの調査を行えば現況把握としては十分と考える。
・魚類については回復が遅いと考えられる。現段階ではまだ濁度が高く、採餌行動ができない。このような餌不足が続いた場合、成長障害が起こるのか、斃死するのか来春の調査が重要である。
・魚類が上流へのぼる場合には、河道内の障害物に設けられた魚道の機能が重要となるので調査を行う必要がある。
・両生類は、水溜まりが産卵床となるエゾサンショウウオについて、洪水の影響を把握するため来春期の調査が重要な意味を持つものと考えられる。
・洪水後に芽生える新しい植生の状況について把握するために、できれば来秋期まで調査は実施すべきである。
・哺乳類調査では、シマリスがハジキワナではかかりにくいため、鳴き声に注意して調査を行うべきである。
・洪水により被害を受けた道路・橋梁の復旧工事についても景観に配慮すべきである。
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確認事項 |
・今後も、専門者各位との連携により環境調査を進めてゆく。今年度、洪水により実施できなかった秋季調査については、次年度に繰り越して実施するとともに、調査の連続性が必要なものについては、再度、調査を実施する。
・環境調査レポート取りまとめについては、予定通り平成16年度末と考えている。
・次回委員会は平成16年3月に実施する予定である。 |
配布
資料 |
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内 容
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表紙
目次
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表紙
議事次第・目次
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1-5
6-10
11-14
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1.平成15年8月 台風10号について
1-1 台風10号出水について
1-2 台風状況写真(1)
台風状況写真(2)
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15-19
20-29
30-36
37-43
44-48
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2.これまでの調査について
2-1 水環境
2-2 自然環境
植物・河川藻類・哺乳類
鳥類・両生類・爬虫類
魚類・サクラマス関連調査
陸生昆虫類・底生動物
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49-53
54-62
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3.洪水による影響について
3-1 洪水冠水平面図
3-2 洪水前後の比較
3-3 植生・魚類・底生動物の
出水後の状況
3-4 出水後の濁度(SS)の状況 |
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63-71
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4.今後の調査について
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※当資料は、第3回委員会において各委員から指摘を受け修正を加えており、当日配布されたものと一部違っていますが、結果や計画などの内容に関しては修正していませんのでご了承ください。
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