地域情報 産業
地域情報 産業
管内の産業は、胆振地域は農業、水産業、工業、観光などバラエティに富んでいます。一方、日高地域は農林水産業が中心で、全道的に見ても第一次産業の占める割合が高くなっています。その中で、胆振地域の貿易、工業、観光と日高地域の軽種馬生産は、北海道の産業経済に大きく寄与しています。
農業

胆振西部地域の洞爺湖周辺地帯は温暖な気象条件を活かして、野菜や高級菜豆、果樹など多様な農業が営まれています。また、丘陵地帯では酪農、畜産主体の農業が展開されています。胆振東部地域は水稲生産が主体ですが、最近は野菜等の畑作物、花き、肉用牛なども多く生産されています。また、軽種馬経営も見られます。
日高地域は国内生産頭数のおよそ8割を占める全国一の軽種馬生産地であり、酪農業・畜産業も盛んです。
また、日高の気象・自然条件にあった野菜・花きなどの高収益作物の導入や農業経営の複合化なども進めています。
林業
管内の森林面積は654,199haで全道の11.8%を占め、特に日高地域は全道で最も高い森林率となっています。これを所有別にみると、国有林が5割、公有林が2割、私有林等が3割となります。(北海道水産林務部「令和4年度北海道林業統計」)
平成30年北海道胆振東部地震では、国内の地震としては明治以降最大規模となる約4,300haもの森林被害が発生しました。
平成30年北海道胆振東部地震では、国内の地震としては明治以降最大規模となる約4,300haもの森林被害が発生しました。
水産業

管内の水産業は、サケやスケトウダラが主力魚種となっており、胆振地域ではホタテ、日高地域では昆布の生産も盛んです。また、近年、水産資源の拡大に向けて「育てる漁業」の取組も進められており、ウニやマツカワ(ブランド名「王鰈」)などの種苗生産も継続的に行われています。
商工業
管内の年間商品販売額は、9,719億円で全道シェアの5.6%を占めています。(総務省・経済産業省「令和3年経済センサス - 活動調査結果」)
国際拠点港湾を抱える室蘭市、苫小牧市を中心に鉄鋼、石油製品、自動車関連産業などが集積し、道内最大の重化学工業地帯が形成されており、両地域を合わせた製造品出荷額は15,189億円で、全道シェアの約27.5%を占めています。(北海道「第131回北海道統計書」)
苫小牧港、室蘭港における貨物取扱量は全道62.4%を占め、北海道の物流拠点となっています。(北海道総合政策部「令和4年北海道港湾統計」)
国際拠点港湾を抱える室蘭市、苫小牧市を中心に鉄鋼、石油製品、自動車関連産業などが集積し、道内最大の重化学工業地帯が形成されており、両地域を合わせた製造品出荷額は15,189億円で、全道シェアの約27.5%を占めています。(北海道「第131回北海道統計書」)
苫小牧港、室蘭港における貨物取扱量は全道62.4%を占め、北海道の物流拠点となっています。(北海道総合政策部「令和4年北海道港湾統計」)
観光

令和2年にはアイヌ文化復興・創造の拠点となるウポポイ(民族共生象徴空間)が白老町にオープンしたほか、北海道でこの管内のみの世界ジオパーク(洞爺湖有珠山ジオパーク、アポイ岳ジオパーク)や令和3年に世界文化遺産登録に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産(北黄金貝塚、入江・高砂貝塚)もあり、多種多彩な観光資源に恵まれています。