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昭和35年頃:空知川流域-産業【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌 支川編

昭和35年頃(昭和35年~昭和54年頃) 空知川流域 産業

  • タイトル

〈この時代の産業の状況〉

産炭地では、炭鉱に代わる産業を模索していた。なかでも、砂川・滝川につづき、昭和43年に奈井江に火力発電所が完成し、工業団地も造成された。炭鉱という鉱業から工業への転換が図られた。また富良野地域の各まちでは、森林や丘陵地などの自然を資源に、観光振興を目指すように。

日本のエルメス誕生

昭和39年、炭鉱に代わる産業に、わが国唯一の馬具メーカーが歌志内に誕生した。北海道開拓を支えた農耕馬の馬具づくりの技術を活かそうと、全道から職人が集められ輸出用の馬具がつくられた。昭和44年には輸出貢献企業として、当時の通産大臣表彰を受けるほど、業績は順調に伸びた。その後国内に市場を移し、高品質なバックや財布など皮製品も製造するようになる。昭和60年に「ソメスサドル」に改称され、平成7年には砂川工場が落成した。現在は東京に直営店も持ち、平成17年「第一回ものづくり日本大賞・経済産業大臣優秀賞受賞」、平成20年には「北海道洞爺湖サミット」で各国首脳に贈呈された。まちの再生という夢をになって誕生したメーカーは、本物を追求する努力を惜しまず、世界に発信する日本の誇りになった。
参考資料/空知総合振興局・そらち産業遺産と観光、ソメスサドル・ソメスサドルについて

一大アウトドア基地・かなやま湖

北海道有数の湛水面積と貯水量を誇るダム湖・かなやま湖は、周囲をエゾマツなどの原生林に抱かれ、湖中には幻の魚・イトウが棲み、天然の湖のような環境を誇る。金山ダムの建設は、ダム湖と周辺の自然環境を南富良野の振興に活かすことも大きなテーマだった。当時、人々の関心は余暇へとむかい、隣接地のトマムやサホロは大規模なリゾート開発が進められていた。
平成元年、「はまなす国体」のカヌー競技が南富良野の空知川で開催されると、一躍カヌーのまちとして脚光を浴びる。アウトドアという、当時の日本ではなじみが薄かった分野が、産業として成り立っていった。平成5年、「地域に開かれたダム(旧・建設省)」の指定を受け、4つのエリア毎にレジャー整備され、一大アウトドア基地が形成された。南富良野の取り組みは、ダム湖の活用にとどまらず、北海道の新たな可能性を見い出した。平成17年、「ダム湖百選(ダム水源地環境整備センター)」に認定。
  • 冬はワカサギ釣りのメッカに
  • かなやま湖のカヌー(金山ダム水源地域ビジョンより) かなやま湖のカヌー(金山ダム水源地域ビジョンより)

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