昭和35年頃:空知川流域-土地利用2【札幌開発建設部】治水100年
石狩川流域誌 支川編
昭和35年頃(昭和35年~昭和54年頃) 空知川流域 土地利用
富良野が確立したワイン事業
富良野では、水稲からの転作作物や補完作物の一環に、ワイン用ブドウの栽培が昭和47年からはじまった。この取り組みは、これからの農業やまちづくりを考え、原料のブドウ生産からワイン醸造・販売までを一元的に進めるというものだった。
「富良野市ぶどう果樹研究所」が設置され、ブドウ栽培試験地が南扇山地区に開設された。49年には、「北海道立中央農業試験場」の委託試験地が山部地区に開設され、ヨーロッパ各国のブドウ品種が導入され、富良野の風土に合ったワインづくりが進められた。こうして昭和50年、富良野で開催された国体スキー大会で、はじめてワインが試飲され、51年にはワイン工場も完成、昭和53年、「ふらのワイン」が販売された。ふらのワインは富良野の他産業を刺激して、まちの大きなイメージアップにも貢献した。
「富良野市ぶどう果樹研究所」が設置され、ブドウ栽培試験地が南扇山地区に開設された。49年には、「北海道立中央農業試験場」の委託試験地が山部地区に開設され、ヨーロッパ各国のブドウ品種が導入され、富良野の風土に合ったワインづくりが進められた。こうして昭和50年、富良野で開催された国体スキー大会で、はじめてワインが試飲され、51年にはワイン工場も完成、昭和53年、「ふらのワイン」が販売された。ふらのワインは富良野の他産業を刺激して、まちの大きなイメージアップにも貢献した。