現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 河川計画課
  3. 札幌開発建設部 治水事業
  4. 【札幌開発建設部】石狩川治水100年
  5. 【札幌開発建設部】治水100年
  6. 昭和55年頃:千歳川流域-土地利用2【札幌開発建設部】治水100年

昭和55年頃:千歳川流域-土地利用2【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌 支川編

昭和55年頃(昭和55年~平成8年頃) 千歳川流域 土地利用

  • タイトル

〈この時代の農業の状況〉

千歳川流域では水稲を中心に、大豆や白菜、レタスにキャベツなど、札幌圏の野菜供給地という役割を担っている。栽培技術も研究され、そのまちを代表するブランド野菜も生まれた。また地元で生産されたものを地元で消費する「地産地消」にも、積極的に取り組んでいる。昭和50年、手づくりハムソーセージなど食肉の加工・販売の「トンデンファーム」が、江別の元野幌地区に創業した。多彩な製品のなかでも、「石狩川ベーコン」はテレビの料理番組で取り上げられ、その美味しさは全国的に知られた。敷地内には牧場と農場があり、馬やウサギ、ダチョウにヤギなどが飼育されエサやりもできることから、夏の観光スポットとして家族連れなどに人気を集めている。 

産学官による小麦ブランドづくり

昭和60年頃、小麦の品種・ハルユタカが開発された。それは小麦の革命ともいえた。たんぱく質を多く含み、小麦粉にすると限りなく強力粉に近い性質を持つハルユタカは、外国産と比べてでんぷん質も多く、パンや麺にするともちもちとした食感になる。待望の北海道産ブランド小麦だったが、品質と収量がなかなか安定しない、“幻の小麦”だった。この難題に挑んだのが江別だった。
江別では、春まき小麦の初冬まき栽培に取り組み、高い成果を上げた。平成10年、生産者や関係機関などで「えべつ麦の会」が設立され、専用粉の開発もはじめられた。13年には市内の初冬まき栽培面積は130haを超え、テレビの料理番組で取り上げられたことで、知名度・希少価値も高まった。江別産小麦を使ったラーメンも開発され、市内の飲食店で提供するプロジェクトも立ち上げられた。今では、小学校でラーメンづくりが行われるなど、江別小麦は食育学習にも活かされ、産学官が一体となって「麦の里えべつ」を育くんでいる。
*参考資料/江別製粉・ハルユタカ物語、麦の世界など
  • 毎年開催される「江別小麦フェスタ」

    毎年開催される「江別小麦フェスタ」(江別市蔵)

  • 江別河川防災ステーションにも置かれている江別小麦めん

    江別河川防災ステーションにも置かれている江別小麦めん

  • 収穫を待つハルユタカ

    収穫を待つハルユタカ(北海道農政部蔵)

現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 河川計画課
  3. 札幌開発建設部 治水事業
  4. 【札幌開発建設部】石狩川治水100年
  5. 【札幌開発建設部】治水100年
  6. 昭和55年頃:千歳川流域-土地利用2【札幌開発建設部】治水100年