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36 長都新水路【札幌開発建設部】治水100年

石狩川治水に係わる主な事業

36 長都新水路

洪水の元凶だった湿地の干拓

千歳市の北東、長沼町に隣接する地帯には、かつて「長都沼(オサツトー)」や「馬追沼(マオイトー)」を含む広大な湿地があった。長都沼は3.9km2ほどにわたり、千歳川・長都川・ユカンボシ川・祝梅川が流れ込み、馬追沼(1.9km2)には馬追川と嶮淵川が注ぎ込み、長い間氾濫を繰り返していた。長都沼の洪水氾濫を防いで農地にすることは、住民の悲願だった。そのため、湿地帯を乾燥させて農地にする「干拓」が、終戦直後の「緊急開拓事業」を契機に本腰を入れて進められることになった。
まず千歳川と長都沼を分離させる「長都新水路」が、昭和36年に通水。千歳川は切り替えられ、長都沼に流れ込んでいた祝梅川も切り替えて新水路に合流させた。その後、排水網は整備され、湿地の地下水位は低下して、最後まで残された長都沼は、昭和42年に沼の中央に開削された第14号幹線排水路が完成して干拓は完了。洪水常襲地帯に多くの人々が住むようになり、第14号幹線排水路は「幅広水路」などと呼ばれ、現在はガンなど渡り鳥の重要な中継地として注目されている。
  • 干拓前の長都沼 干拓前の長都沼

    (川と人第10号より)

昭和35年頃
  • 長都沼の変遷 長都沼の変遷
所在地
  • 千歳市根志越周辺 千歳市根志越周辺

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