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98 忠別川直轄砂防事業【札幌開発建設部】治水100年

石狩川治水に係わる主な事業

98 忠別川直轄砂防事業

砂防ダムではめずらしい自然石の石積み工法

「山津波」とも呼ばれる土石流は、豪雨が引き金になって起こる。土砂が雨水にまじり、すさまじい勢いでふもとに流れ、水分が多いと「鉄砲水」と呼ばれる。土砂災害は予測がむずかしく、発生すると被害規模が大きい恐ろしい災害だ。
昭和50年5月、台風6号で天人峡(松山)の総雨量は215.5mmを記録し、忠別川流域で土石流が発生した。天人峡温泉では観光客619人が道道の決壊で孤立したほか(その後救助)、河岸決壊や道路決壊などを合わせ大きな被害に上った。忠別川には5基の砂防ダムがあったが、この災害を契機に抜本的な対策が進められることに。昭和53年から天人峡温泉上流に忠別川羽衣ダム、平成2年に忠別川第2号ダム、平成9年までに床固工が3基整備された。羽衣ダムは国立公園内に位置し、下流に天人峡温泉街、270mの落差を飛瀑する「羽衣の滝」がある。このため羽衣ダムは、通常とは異なる自然石の石積み工法でつくられた。しかし、さまざまな石の中から最適なものを探すのは大変苦労した。その甲斐あって、弾むような忠別川のせせらぎに調和した、城石垣を思わせる美しくも頼もしい施設になった。
  • 羽衣ダム 羽衣ダム

    (旭川開発建設部蔵)

昭和55年頃
  • 羽衣の滝 羽衣の滝
所在地
  • 上川郡東川町天人峡周辺 上川郡東川町天人峡周辺

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