現在位置の階層

  1. トップページ
  2. プロジェクト紹介

プロジェクト紹介

札幌開発建設部の空港整備事業

 札幌開発建設部管内には、国内航空路線の基幹空港であり北海道における国際航空の拠点である新千歳空港と、主に道内地方都市や離島と札幌とを結ぶコミュータ航空の拠点である札幌飛行場(丘珠空港)があります。
 新千歳空港では、空港機能や旅客利便性等の向上により、航空機の安定的な運航を図るとともに、地震発生時には、救急・救命活動や緊急物資・人員の受け入れなど復旧支援の役割を果たすことができるよう空港施設の耐震性の向上を図っています。
  • 新千歳空港 国際線ターミナル
北海道開発局の役割

 北海道開発局では、空港整備事業の内、滑走路や誘導路、駐機場(エプロン)と附帯施設(排水施設、アクセス道路、駐車場用地)の土木施設の整備、改良に関わる調査・設計・工事を担当しています。また、空港土木施設の災害復旧に関することも担当します。

プロジェクト紹介

「誘導路複線化事業」の推進(受入機能強化)~世界水準の観光地の形成を目指して~
 新千歳空港では、冬期における除雪車両や駐機場へ引き返す航空機の動線が確保されていないことに起因する航空機の欠航や遅延が課題となっています。除雪等による滑走路閉鎖時間を短縮し、欠航、遅延便の回避・軽減を図るため、滑走路の末端部及び平行誘導路を新設し複線化する「誘導路複線化事業」に平成30年度から着手しています。

新千歳空港誘導路複線化事業完成イメージ
  • 新千歳空港国際線ターミナル地域再編事業完成イメージ
冬期における航空機の安定運航への対応
  • 冬期における航空機の安定運航への対応
末端取付誘導路複線化 平行誘導路複線化
  1. 除雪車両の待機時間の短縮による滑走路の早期開放
  • 航空機の通行の影響を受けることなく、除雪車両が滑走路から誘導路へ移動できることから、滑走路の早期開放(閉鎖時間の短縮)が可能   
  1. 駐機場への引き返し※ による滑走路閉鎖の回避
  • 滑走路を通行(占有)することなくグランドターンバック(駐機場への引き返し)が可能となり、滑走路閉鎖(他の航空機の離着陸の妨げ)を回避できる。
※主な原因は、航空機に散布する防除雪氷液の効果時間切れや機材トラブル。

新千歳空港における空港土木施設の大規模地震に対する対策

取り組み状況
 大規模地震が発生すると、滑走路および誘導路の地下を流れる河川函渠や大型排水路の破壊によって、地盤陥没が発生する恐れがあります。さらに、液状化による地盤沈下により路面に段差が発生し、滑走路や誘導路が使用できなくなるとともに、航空機が走行中の場合は重大事故に繋がる恐れがあります。
 そのため、新千歳空港では地震発生時の被害を小さくし、早期に運航の再開が図れるよう耐震補強工や液状化対策工などの耐震対策を進めています。
  • 新千歳空港の耐震性向上
 滑走路等の基本施設直下を横断する地下道、美沢川函渠、1号沢函渠及び共同溝の耐震補強を実施しています。
  • 滑走路や誘導路の耐震強化の画像 滑走路や誘導路の耐震強化
  • 液状化対策による滑走路等の凹凸防止 液状化対策による滑走路等の凹凸防止
  • 耐震補強による地下構造物の崩壊防止 耐震補強による地下構造物の崩壊防止

滑走路端安全区域(RESA)の整備

 新千歳空港では、航空機がオーバーラン(離着陸する際に滑走路を越えて走行し停止)やアンダーシュート(着陸時に滑走路手前に着地)した場合に、人命の安全を図り、航空機の損傷を軽減するための施設、滑走路端安全区域(RESA※)の整備を進めます。
(※RESA:Ranway End Safety Areaの略)
  • 滑走路端安全区域整備イメージ 滑走路端安全区域整備イメージ
  • 滑走路端安全区01R 用地造成 滑走路端安全区01R 用地造成
滑走路安全区域の長さおよび幅
  • 滑走路安全区域の長さおよび幅の画像
滑走路端安全区域の概念図
  • 滑走路端安全区域の概念図

統計データ

現在位置の階層

  1. トップページ
  2. プロジェクト紹介