道路事業
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道路事業
令和4年度は、新たな北海道総合開発計画を踏まえ、「食料供給基地としての持続的発展」、「『観光先進国』実現をリードする世界水準の観光地の形成」及び「強靱な国土づくりと安全・安心な社会基盤の形成」等の主要施策を推進することとしており、北海道の豊かな資源・特性を活かして、地域課題の解決に貢献するための基盤整備等を進めていきます。
食料供給基地としての持続的発展及び世界水準の観光地の形成を目指す地域社会の形成
広域分散型の地域構造を支える道路ネットワークの形成

「生産空間」の生活を支える「道の駅」の活用・充実

北海道の地方部に広域に分散している「生産空間」の維持・発展のため、「道の駅」を活用した地域物流拠点や「道の駅」間の物流効率化など人流・物流の交通ネットワークと日常生活機能を保持する取組を推進します。
管内では「もち米の里☆なよろ」にて、北海道地方部のトラックドライバーの長時間労働の解消などを目的とした中継輸送の実証実験を実施しており「道の駅」の中継輸送拠点化に向けた検討を推進します
北海道におけるサイクルツーリズムの推進

世界水準のサイクルツーリズム環境の実現に向け、ルート協議会が策定するアクションプランに基づき、安全で快適な自転車走行環境の改善、サイクリストの受入環境の改善、情報発信等の取組を多様な関係機関との連携のもと推進します。
「シーニックバイウェイ北海道」の推進

強靭で持続可能な国土の形成
道路の防災・減災対策

地震等による被害や社会的影響を最小限に抑えるため、代替性確保のための高規格道路の整備や道路斜面等の防災対策を推進します。
また、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」(令和2年12月11日閣議決定)を踏まえ、「防災·減災、国土強靱化に向けた道路の5か年対策プログラム(北海道ブロック版)」を令和3年4月に策定し、防災・減災、国土強靱化の取組を重点的かつ集中的に推進します。
冬期災害に備えた対策の推進と災害発生時における地域支援

冬期の安全・安心を確保するため、冬期災害に備え、代替性確保のための高規格道路の整備、一般国道等の現道における防雪対策を推進します。また、災害発生時における被災地の支援のため、TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊:リエゾン※を含む)等により、被害拡大の防止、被災自治体管理施設の被災状況の調査、被災地の早期復旧等に対する技術的な支援を円滑かつ迅速に、きめ細やかに実施します。
※リエゾン:重大な災害の発生または発生のおそれがある場合に情報収集等を目的として地方公共団体へ派遣する職員)
道路施設の老朽化対策

無電柱化の推進

交通安全対策

事故データ、地域の声やビッグデータを活用した分析により、事故の危険性が高い区間を抽出して重点的な対策を実施する事故ゼロプラン※を推進するとともに、高規格道路の暫定2車線区間については、正面衝突事故対策としてワイヤロープの設置を計画的に推進します。また、通学路や未就学児の移動経路において、子供の安全な通行を確保するための取組について関係機関と連携し推進します。
※事故ゼロプラン:交通事故の危険性が高い区間である「事故危険区間」の交通事故対策の取組。