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永山新川(牛朱別川分水路)- 生態学的混播法

永山新川(牛朱別川分水路)

生態学的混播法

生態学的混播法とは
 生態学的混播法とは、できるだけ「自然まかせ」にして、かつてその場所にあったような森をつくるという、画期的な植樹工法です。
 近くの自然林で在来種のタネを採取し、あるものは直にまき、あるものは小苗にして植え付けます。あとは、人為的な介入をほとんどしません。環境に適合した植物が生き残り、長い年月をかけて森を形成します。
  • カツラ
  • 植樹の様子
自然林再生に欠かせない条件
地域性: 遺伝子の撹乱を防ぐため、用いるのは在来種のタネだけ。
多様性: 地域性の範囲内で、最大限多様な樹種を。
自然性: 人為的な介入の程度を下げる。
確実性: 工事跡地は、植物には過酷な環境。根がつきやすいタネや小苗で導入する。


生態学的混播法の手順

1.種子採り
 植栽地周辺の自然林から種子を採取。永山新川の場合、牛朱別川と永山新川が分水するあたりで採取しています。


 
2.種子まきつけ
 生態学的混播法では、自然まかせにする事が前提なので、過酷な自然環境でも育つように、苗のうちから栄養分の少ない土を利用します。火山れき、腐葉土、赤玉土を、3:1:1で混合した土を使用します。
 

3.ポット床替え

 植栽の準備。幼苗が5センチメートル~10センチメートルに成長したら、幼苗を5本1束にして、ポットに移し替えます。
 

4.植栽
 直径5センチメートルで砕石を敷いた直径3mのサークル内に、いろいろな樹種を10ポットずつランダムに植栽します。
 10本植えても、残るのは1,2本です。林になるまでには20~30年はかかると言われています。
 

自然林の再生は、生態系の活性化・CO2の固定(地球温暖化防止)・災害時の緩衝撃空間・癒しの空間の創造等につながります。
 

平成17年10月2日の植樹会の様子

  • 植樹01
  • 植樹02
  • 植樹03
  • 植樹04
第4北永橋上流左岸にて、ポットからの植栽を行いました。

その他の情報

お問合せ先

旭川河川事務所
住所:旭川市永山1条21丁目3番21号 電話番号:0166-48-2131
治水課
住所:旭川市宮前1条3丁目3番15号 電話番号:0166-32-4245

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