えりも自然保護官事務所
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えりも自然保護官事務所
建設場所 | 北海道幌泉郡えりも町字新浜61-15の内 |
用途 | 自然保護官事務所 |
敷地面積 | 308.58平方メートル |
構造・規模 | 木造2階建て 延べ面積 182.285平方メートル |
工期 | 平成29年6月~平成30年1月 |
計画概要
- えりも自然保護官事務所は、ゼニガタアザラシの保護管理やシマフクロウの保護増殖等の拠点として、平成26年4月に開設され、平成29年度に庁舎を新築しました。
- 建設場所は、国道336号線に面した住宅地の一角で、まわりにはコンビニエンスストア、小中学校もあり、地域住民や観光客の通行が比較的多い場所です。建物は木造で、「勾配屋根」「木板張り」の要素を取り入れ、自然保護官事務所らしく、また、地域住民に親しまれる庁舎となるよう配慮しました。
- <風をいなす>えりも町は、「風極の地」と呼ばれるほど年間を通じて風が強く、特に冬場は海からの西風が強い地域です。そのため、防風壁の役割も兼ねるように建物を敷地北西側に配置して、強い西風に当たらずに庁舎にアクセスできるように計画しました。
<風を感じる>夏場でも冷涼な風を活用するため、南北、東西に風が通り抜けるように窓を配置して、建物内の自然通風を確保しました。
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イメージ図
- ホールは自然保護官(レンジャー)の作業も行えるように、少し広めに設けました。
また、この施設特有のゼニガタアザラシ捕獲用の大型わなを外部から直接出し入れできる保管スペースも設けました。
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ホール
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保管スペース
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2階会議室