ウポポイ(民族共生象徴空間)国立アイヌ民族博物館
ウポポイ(民族共生象徴空間)国立アイヌ民族博物館
建設場所 | 北海道白老郡白老町若草町二丁目 |
用途 | 博物館 |
敷地面積 | 10,000.25平方メートル |
構造・規模 |
鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造 3階建て
延べ面積 8,618.04平方メートル |
工期
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平成30年1月~令和2年2月
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計画概要
●先住民族であるアイヌの尊厳を尊重し、国内外にアイヌの歴史・文化等に関する正しい認識と理解を促進するとともに、新たなアイヌ文化の創造及び発展に寄与する博物館を整備することを目標とし、次の3つの基本方針を定め、整備を行いました。
【基本方針】
●ポロト湖畔の自然景観等、周辺環境との調和
【基本方針】
●ポロト湖畔の自然景観等、周辺環境との調和
自然豊かなポロト湖畔や民族共生公園と一体となるよう、建物高さを極力抑え、圧迫感を軽減することや、ポロト湖周辺の稜線と調和する建物形状としました。
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ポロト湖から見る
●アイヌの歴史・文化に関する正しい認識と理解を促進する展示・研究拠点
展示設計と連携を図り、展示ストーリーや展示計画を活かす平面計画や空間構成とし、動線・ゾーニング計画について十分な調整を図りました。
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1階エントランスロビー
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2階パノラミックロビー
●国内外の人々に向けたアイヌの歴史・文化等の発信拠点
象徴空間の全体計画を踏まえ、それらと連携、調和及び活性化を図る施設とすることを目指し、幅広くアイヌの歴史・文化等を伝える情報の発信拠点となるよう、公園との連携や企画展、巡回展示等の展示替えに柔軟に対応できるようにしました。
また、アイヌ文様をポイント的に使用し、来館者が自然と目に触れることで、アイヌ文化に親しみを感じられるような仕掛けを行いました。博物館で使用した全てのアイヌ文様は、アイヌ服飾文様研究家の津田命子先生にデザインを監修していただきました。
また、アイヌ文様をポイント的に使用し、来館者が自然と目に触れることで、アイヌ文化に親しみを感じられるような仕掛けを行いました。博物館で使用した全てのアイヌ文様は、アイヌ服飾文様研究家の津田命子先生にデザインを監修していただきました。
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手洗い鏡
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エントランス
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配置図