WEB広報誌 かいはつグラフ2009.8 クローズアップ
環境負荷軽減への挑戦 -洞爺湖サミット国際メディアセンター-
北海道洞爺湖サミット国際メディアセンター(IMC)は、平成20年7月に開催された北海道洞爺湖サミットにおいて、国内外の報道関係者の活動拠点として、北海道開発局が留寿都村に建設しました。
当センターの環境負荷軽減の取組、特に環境に配慮した3Rと呼ばれる、再資源化(リサイクル)、再使用(リユース)、建設副産物の発生の抑制 (リデュース)の取組について、北海道開発局営繕部保全指導監督室の久光技官にお話しを伺いました。
当センターの環境負荷軽減の取組、特に環境に配慮した3Rと呼ばれる、再資源化(リサイクル)、再使用(リユース)、建設副産物の発生の抑制 (リデュース)の取組について、北海道開発局営繕部保全指導監督室の久光技官にお話しを伺いました。
99%を達成できた理由は?
IMCは短期間しか使用しない施設であり、サミット終了後には、解体されることが決まっていたため、当初から3Rが実現できるよう設計したことが大きかったと思います。
通常建物は、基礎にコンクリートを使いますが、コンクリートは建物の解体後、建設副産物になってしまいます。そこで、IMCには一切コンクリートを使わない工法を採用しました。また、梁や柱も仮設リース材を使用することで、建設副産物の発生を抑え(リデュース)ました。
さらに、施設に使用した資材を廃棄物とするのではなく、そのままの姿で再使用(リユース)する取組を積極的に行いました。
通常建物は、基礎にコンクリートを使いますが、コンクリートは建物の解体後、建設副産物になってしまいます。そこで、IMCには一切コンクリートを使わない工法を採用しました。また、梁や柱も仮設リース材を使用することで、建設副産物の発生を抑え(リデュース)ました。
さらに、施設に使用した資材を廃棄物とするのではなく、そのままの姿で再使用(リユース)する取組を積極的に行いました。
この成果は今後どう活かしていきたいですか?
建築事業において、3Rの取組をこれだけ徹底して実施した事例はほとんどなく、先進的なモデルとして大変注目されました。苦労した点もたくさんありましたが、この成果をいかして、官庁営繕における環境負荷の低減にこれからも取り組んでいきたいと考えています。