WEB広報誌 かいはつグラフ2009.9 かいはつアーカイブス
函館港みなとづくり(後編) -開港150周年を迎えて-
開港後100年から150年のあゆみ(1960年~2009年)
本州と北海道を結ぶ要衝として古くから発展してきた函館港は、区営・市営改良工事、拓殖計画工事・国直轄港湾改修工事として整備が進められてきました。
南北海道の海の玄関口として、物流や産業の発展を支えるほか、観光などの拠点としても重要な役割を果たしています。【函館港の取扱貨物量の推移】
今後は、ウォータフロント開発、大型クルーズ船の増加等への対応、函館市の特色を活かした函館国際水産・海洋都市構想や自然災害である地震への対応など、さらに市民や観光客にも魅力ある港湾、まちづくりと一体となったみなとづくりの展開が期待されています。
南北海道の海の玄関口として、物流や産業の発展を支えるほか、観光などの拠点としても重要な役割を果たしています。【函館港の取扱貨物量の推移】
今後は、ウォータフロント開発、大型クルーズ船の増加等への対応、函館市の特色を活かした函館国際水産・海洋都市構想や自然災害である地震への対応など、さらに市民や観光客にも魅力ある港湾、まちづくりと一体となったみなとづくりの展開が期待されています。
「緑の島」建設
函館港内に造成された小さな人口島「緑の島」は、函館港の浚渫(しゅんせつ)工事で発生した土砂の処分場を確保するとともに、この土地を多目的レクリエーションスペースとして活用するため、1980年(昭和50年)に建設が開始され、1990年(平成2年)に完成しました。
緑の島と本土とは「新島橋」で繋がっていて、本土側には、新知識を海外に求め渡米し、帰国後、同志社大学を創設した新島襄(にいじまじょう)の記念碑(新島襄海外渡航乗船記念碑)があります。
緑の島からは、函館市内の観光スポット、函館山やベイエリアなどを海側から見ることができます。
緑の島と本土とは「新島橋」で繋がっていて、本土側には、新知識を海外に求め渡米し、帰国後、同志社大学を創設した新島襄(にいじまじょう)の記念碑(新島襄海外渡航乗船記念碑)があります。
緑の島からは、函館市内の観光スポット、函館山やベイエリアなどを海側から見ることができます。
南北海道で最大の物流拠点
函館港で最大の水深14mを誇る岸壁をもつ港町ふ頭は、同港の主要ターミナルであり、大規模なふ頭用地や港湾関連用地を有しています。1991年(平成3年)に工事が着工され、2003年(平成15年)に供用が全面的に開始されました。
港町ふ頭は水深14mと12mの岸壁を有しており、5万t級の大型貨物船や大型コンテナ船の接岸が可能です。また、最近では、豪華客船「アムステルダム号」(平成20年9月)や「フォーレンダム号」(平成21年5月)が寄港したのは、記憶に新しいところです。
今後も、多目的国際ターミナルとしての活躍が期待されています。
港町ふ頭は水深14mと12mの岸壁を有しており、5万t級の大型貨物船や大型コンテナ船の接岸が可能です。また、最近では、豪華客船「アムステルダム号」(平成20年9月)や「フォーレンダム号」(平成21年5月)が寄港したのは、記憶に新しいところです。
今後も、多目的国際ターミナルとしての活躍が期待されています。
重要港湾「函館港」の整備(平成21年度)
現在、函館港では、流通の円滑化を図るため、港内の各ふ頭間を連絡する幹線臨港道路(本港地区)の整備を進めています。
また、函館市が策定した「函館国際水産・海洋都市構想」の核となる『国際水産・海洋総合研究センター」と一体的に利用できる岸壁(弁天地区)などの整備も行っています。
また、函館市が策定した「函館国際水産・海洋都市構想」の核となる『国際水産・海洋総合研究センター」と一体的に利用できる岸壁(弁天地区)などの整備も行っています。
- 弁天地区の岸壁改良工事
- 函館港弁天地区ふ頭完成イメージパース