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WEB広報誌 かいはつグラフ2010.6 特集

シーニックバイウェイ北海道 トカプチ雄大空間が新たにルート指定

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 「みち」が地域の人々を結びつけていく。
 地域の人々と行政とが一緒になって、魅力的な地域をつくっていく。
 そして、「みち」が多くの人々をその地域に連れてくる。
 
 シーニックバイウェイ北海道は、「みち」をきっかけに、「美しい景観」「活力ある地域」「魅力ある観光空間」づくりの活動を通じて、競争力ある美しく個性的な北海道を実現する取組です。
 現在、北海道には9つの指定ルートがあり、さらに指定ルートを目指す候補ルートが3つあります。

 今年5月17日に新しく指定ルートになった「トカプチ雄大空間」運営代表者会議代表の野村文吾さんにお話を伺いました。

「トカプチ雄大空間」の活動が目指すところをお聞かせください

野村さん
 シーニックバイウェイとして活動を始めると決めたとき、この活動を持続的なものにするためには、経済活動からスタートしなければならないと思ったのです。  
 ボランティアで道路をきれいにする、地域の人々と訪れた人々とが交流する、それだけではなく、経済活動を基礎とするからこそ、さらに地域を活性化させ、人づくり、まちづくりの活動が続けていけると考えています。
 
  魅力ある地域ができれば、多くの人が訪れ、交流が生まれ、地域が活性化するというサイクルができるわけです。このサイクルのなかで十勝を訪れる人たちを増やし、長期滞在してくれる人も増やしていく。なかには十勝が好きになって、住みたいという人もでてくる。十勝のネームバリューが高まれば、企業もやってくるわけです。 私たちは、このシーニックバイウェイの取組によって、十勝の産業を活性化し、さらに定住人口を増やすというところまでもっていきたいと考えています。

ルート指定を受けた最初の年ですが、どのような活動を予定されていますか

観光バス
 今回のルート指定を受けたことで、私たちの活動も新たなステージに進む弾みになりました。
 「食感コース」「悠久の歴史探索コース」「文化発信コース」3つのモデルコースを設定してみました。また、訪れた先でさらに地元情報を提供するシステムやおすすめスポットを紹介するブログの開設も予定しています。
 また、昨年から行っていますが、今年も十勝のスウィーツを活用し、観光地を巡るバスツアーも行う予定です。

十勝の他のルートとの連携も行っているとお聞きしましたが

イエロー
 十勝には、現在シーニックバイウェイの3つのルートがあります。  
  これらのルートはお互いに連携して、それぞれの良さ、持ち味を活かしながら、「十勝シーニックバイウェイ」として活動しています。
 
 例えば、「とかちイエローリボンプロジェクト」。十勝の大地に菜の花やひまわりを植え、これらを資源作物とすると同時に、新しい景観をつくろうというもの。いつか十勝の道を黄色の花でつなぎ、広大な十勝の大地に「十」の字を書けたらと思っています。
 
 ほかにも、シーニックカフェスタンプラリーでルートを行き来できるようにするなど、他のルート間との交流も深め、訪れたみなさんには、それぞれのルートの個性や魅力を感じていただきたいと考えています。

今後、ますます活動が広がりそうですね

野村さん
 十勝には素晴らしい観光資源があります。でも、ここに長く住んでいると、その良さに慣れすぎてしまって、これが当たり前だと感じてしまっているように思います。
  近年、クオリティ・オブ・ライフと言われますが、十勝はクオリティの高い地域資源の宝庫です。安全で安心な農作物、素晴らしい景観、観光地、温泉。そして、医療も先進の医療体制が揃っている。そこで、十勝の生活をサポートする「ライフコンセルジュ」を育成しようと考えています。
 
 たくさんの魅力のある十勝、この地域の強みを活かした十勝型の産業、新しい地域資源を発掘し、日本国内だけでなく、アジアにも十勝の魅力を広めるため、がんばっていきたいと思っています。
 みなさん、この夏、私たちのルートを巡って、十勝を見て、知って、感じていただければと思います。
※「トカプチ」とは、十勝川、十勝をさすアイヌ語
シーニックバイウェイ北海道とは
 シーニックバイウェイ北海道、みちをきっかけに「美しい景観」「活力ある地域」「魅力ある観光空間づくり」の活動を通じて、競争力ある美しく個性的な北海道を実現する取組であり、ドライブ観光などの観点から国際競争力の高い魅力ある観光地づくりを進める施策の一つとして、北海道総合開発計画に位置づけられる施策です。
 平成17年度から本格運用を開始し、全道的に広がりをみせています。

お問合せ先

開発監理部 広報室

電話番号:011-709-2311 ファクシミリ:011-709-8995


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