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WEB広報誌 かいはつグラフ2010.7 特集

美しい道路、きれいな道路づくりにボランティア活動で協力

  • タイトル
VSP
 地域に住む人にとって身近な道路が美しく、きれいであることは憩いと安らぎを与えます。
 ボランティア・サポート・プログラム(略して「VSP」)とは、北海道開発局が管理している道路(直轄国道)を対象として、行われる歩道等の美化・清掃プログラムです。道路を慈しみ、住んでいるところをきれいにしたいという自然な心を形あるものにしようと考え出されたものです。
  VSP実施団体の取組について、室蘭市の「イタンキ・フロワーボランティア」代表の金浜順策さんと小樽市の「北海道ワイン道と緑を守る会」代表の北川範久さんにお話を伺いました。 
  • タイトル
 イタンキ・フラワーボランティアとは、室蘭市の一般国道36号と一般国道37号の交差点(室蘭市東町3丁目付近)において、平成18年度から地元の町内会や企業も参加して、会員自らタネから育てた花株や花苗を植栽し、花の管理と周辺の清掃を行っているVSP実施団体です。

道路に花を植える活動を始めたきっかけは

イタンキ
 昭和47年から「室蘭を緑いっぱいにする会」(現在も継続)を作り、年に一度市民植樹祭など啓発活動を行ってきていましたが、平成18年度から、まちを明るくしたい、そんな思いから周辺の3つの町内会や企業も参加してVSPの取組を始めました。

タネから育て、国道に花苗や花株を植栽しているとのことですが、その経緯は

イタンキ
 会員の花の里親会(5人)の協力で、タネから花苗、花株を育てています。活動資金ゼロからのスタートでしたが、イタンキフラワーロードフェスティバルで会員が育てた花苗や花株を売って、その収益金の一部をVSP団体の活動資金に充て、VSPの活動をしています。
 1年目、2年目は、樹木医の先生を招き、園芸教室を開き、土づくり、花の植え方、栄養など、花のタネからの育て方について勉強して、これまでやってきています。
 こうした取組から花への愛着がさらに深まりましたが、花を育てる土づくりの大変さはやってみないとわかりませんでした。

何株くらい植栽しているのですか、天候不順もあり、花の管理に御苦労が多いのでは

イタンキ
 1,200株程度で、花の里親会のメンバーが育てた600株から700株、昨年からは室蘭市から400株提供があり、あとは会員からの花株の提供です。毎年5月から6月に40人くらい参加して植栽しています。
 今年もそうですが、天候不順の年はなかなか花が咲かず、水や栄養など花の手入れに会員が苦労しています。毎年雨の多い時期など、こまめな手入れが必要となります。
 花の手入れと合わせ、周辺の清掃も行っていますが、美しい花の広がるきれいな道路により、VSP参加者の地域への愛着がますます深まっています。
 美しい花がいっぱいの道路で、まちを明るく、活性化できればと思い活動を続けています。
  • タイトル
 北海道ワイン道と緑を守る会とは、小樽市郊外にある北海道ワイン株式会社が設立したVSP団体で、平成15年から一般国道393号の小樽港の全港が望める毛無山展望台付近から小樽市潮見台の小樽市道との分岐点までの道路清掃を年2回行っています。同社は10年くらい前から一般国道393号の会社周辺の道路清掃を実施していました。

道路清掃、道路美化活動を始めたきっかけは

おたる
 毎年雪解けが進みますと、山に向かう道ということもありますが、会社周辺、特に国道沿いのゴミが目につきまして、何とかしなければと10年くらい前から会社として始めました。VSPは平成15年から登録しました。

道路清掃や草刈りは休日に実施しているのですか

おたる
 会社として就業時間を使い年2回、春はゴールデンウィーク前と秋に清掃、草刈りを実施しています。人数は例年30人程度、当社社員で実施しています。会社を起点に区間を分けて分担し、1時間半から2時間程度かけて行ってい道路の草刈り作業ます。今年は5月1日(土曜日)に実施しました。
 参加している社員は、道路のゴミをきれいにすることで会社周辺もきれいになる、そうした中で訪れたお客様に対し心からの歓迎ができる、このような気持ち、意識が醸成されてきています。
 小樽開発建設部が設置したサインボードを見て、観光客の方から質問されることがあり、地域のために活動をしているということでほめられたこともあります。
 観光客の方に快く見ていただけたことで、観光地である当地小樽への思いが強くなっています。

この取組により道路利用者のマナー向上につながってほしいと思いますが

おたる
 以前よりは大型ゴミ(テレビ、冷蔵庫、洗濯機など)は減りましたが、ペットボトルなどのゴミのポイ捨ては後を絶ちません。
 人が住んでいなくても土地は誰かが所有しており、誰もいないからゴミを捨ててよいというものではないという認識を持ってもらうために、自分たちの活動は役立っているのではないかと思っています。
 
ボランティア・サポート・プログラムとは
 道路を慈しみ、住んでいるところをきれいにしたいという自然な心を形あるものにしようと考え出されたのが、「ボランティア・サポート・プログラム」で、地域の歩道に設置された植樹帯等の美化や歩道の清掃に、住民グループや商店街等が「実施団体」となり活動します。
 その心あたたまるボランティア活動をしている「実施団体」に対して、市町村および北海道開発局が協力して、作業用具の貸し出し・実施団体名入りのサインボードの設置及びゴミの処理等を支援し、地域の共有財産である道路への愛着心を深めます。

お問合せ先

開発監理部 広報室

電話番号:011-709-2311 ファクシミリ:011-709-8995


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