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WEB広報誌 かいはつグラフ2011.9 昭和56年8月洪水との比較と治水対策の効果

昭和56年8月洪水との比較と治水対策の効果

  • タイトル
 今年は全国で大雨・洪水による被害が発生しています。
 北海道においても9月2日からの停滞前線と台風による大雨があり、全道に未曾有の被害をもたらした昭和56年8月降雨に匹敵する大雨になるおそれがありましたが、幸い、降雨が地域的・時間的に分散したこと、これまで実施してきた治水事業の効果により河川水位が下げられたことから、河川のはん濫などの大きな被害はありませんでした。(図-1)
  • イメージ
  • イメージ 【図-1 今回の降雨と昭和56年8月洪水との比較】
 札幌市を流れる豊平川では、通常時に比べて水位が高い状態となりましたが、上流にあるダムにより、水位を2m程度下げることができました。(図-2、図-3)
 これにより、「はん濫危険水位」を大幅に超える水位上昇を抑えることができ、多くの札幌市民の避難が想定される事態を免れました。」
  • イメージ 【図-2 平常時の豊平川】
  • イメージ 【図-2 洪水時の豊平川】
  • イメージ 【図-3 豊平川雁来地点での水位低減効果】
 また、石狩市にある石狩放水路により、茨戸川の水を日本海に放水し、札幌市、石狩市の浸水被害を軽減しました。(図-4)
  • イメージ 【図-4 石狩放水路による被害軽減効果】
 千歳川流域では現在、千歳川遊水地群を建設中ですが、工事中の劍淵右岸地区遊水地(長沼町)において、緊急通水を行い、115haの浸水被害を防ぎました。(図-5)
  • イメージ 【図-5 工事中の劍淵(けぬふち)右岸遊水地における緊急通水状況】
 帯広市を流れる十勝川では、川を掘削する工事を進めたことにより、水位を1~2m程度下げることができました。 音更(おとふけ)町を流れる音更川では、洪水により堤防が一部流出する被害が起きましたが、夜を徹してブロックの投入や仮堤防の復旧を行い、災害を未然に防ぎました。また、音更町に北海道開発局職員2名を災害対策現地情報連絡員(リエゾン)として派遣し、情報共有、連絡調整等を密に行いました。
  • イメージ 【図-6 音更川における堤防の被害及び復旧状況】
 このほか、自治体の要請に応じて各地に排水ポンプ車等を派遣しています。
 北海道開発局では引き続き河川管理施設の整備を進めるとともに、施設の適正な管理、自治体との情報共有・情報交換を行い、浸水被害の軽減に努めてまいります。

お問合せ先

開発監理部 広報室

電話番号:011-709-2311 ファクシミリ:011-709-8995


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