港湾 Q1
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Q1:北海道に港湾は何港あるのですか。
A1:
日本の経済や社会は、外国との関係なしでは考えることができない時代、いわゆるグローバル社会になっています。そして、日本と世界は、物資の交流が非常に活発で、日本の輸出入貨物の99%以上が港湾を経由しています。日本国内の貨物輸送量の輸送機関別割合でも40パーセント近くが海上輸送ですので、港湾がしっかりしていないと物の流れがうまくいかず、地域や日本全体の経済・社会が世界からとり残されることになります。そこで港湾には、重要度からいくつかの種類に分けています。
○国際拠点港湾
外国との貿易など国際海上輸送網の拠点となっている特に重要なみなと。
全国で18港、北海道には2港あり、以前は特定重要港湾と呼ばれていましたが、2011年4月から名称が変更されました。
○重要港湾
外国との貿易など国際海上輸送網または国内海上輸送網の拠点となっているみなと。
北海道では10港があります。
○地方港湾
重要港湾以外の港で、海上交通や漁業など地域の暮らしに大きな影響をもつみなと。
北海道では23港があります。
※国際戦略港湾(道内は無し)
日本の国際競争力の強化を図ることを目的に、2011年4月から新たに位置付けられたみなと(港湾)。
日本国内の国際戦略港湾として、本州の京浜港(東京・横浜・川崎)と阪神港(大阪・神戸)が指定されています。
港湾位置図
令和2年4月1日現在、全国には993の港湾があり、うち北海道には35港湾があります。それぞれの港には役割があり、3種類に分類することができます。