港湾 Q4
Q4:コンテナとはどういうものですか。また、どこの港でも扱えるものですか。
A4:
船で運ぶものには、日用品とか車の部品など色々な形のものがありますが、昔はこれらの貨物を船に積み卸しする際にバラバラに運んでいたため、人手が掛かり、非効率な運搬を行っていました。
コンテナは、こうした貨物を同一規格の鉄の箱に入れたもので、貨物の運搬効率向上や損傷防止のために作られました。コンテナを使用することによって、通常の雑貨に比べてとても効率よく荷役することができます。また、貨物を雨や風から防ぐことができるので、品質の高い輸送を行うことができます。現在は、冷蔵装置を付けたものなどもあり、貨物の種類に合わせて様々な種類のコンテナがあります。
コンテナの大きさは、20フィートコンテナと40フィートコンテナの2種類があります。個数の数え方でTEUという単位を使いますが、これは20フィートに換算したコンテナ個数です。つまり、20フィートコンテナ1個は1TEU、40フィートコンテナ1個は2TEUと数えます。
北海道で外国と直接の定期コンテナ航路がある港湾は、室蘭港、苫小牧港、函館港、小樽港、釧路港、石狩湾新港の6港があります。