港湾 Q5
Q5:コンテナ船にはどのようなものがあるのですか。
A5:
コンテナ船の種類は、一般的にはパナマ運河を通れる大きさかどうかで分けています。パナマ運河を通過できる最大幅は32.3m(=106ft)であり、通過できる上限の大きさを「パナマックス」、それ以下を「アンダーパナマックス」といいます。また、パナマ運河を通過できない大きさのコンテナ船は、「オーバーパナマックス」と呼んでいます。一般的なパナマックス型のコンテナ船の規格は、通常で幅32m、長さ210~270m、積載能力1,900~3,400TEU、必要水深12~14mとなっています。
しかし、近年ではオーバーパナマックス型の規格を超えた積載能力10,000TEU以上のコンテナ船が就航しており、スエズ運河を通過できる大きさ(幅50m)であるかの「スエズマックス」や、マラッカ海峡を通過できる大きさ(幅60m)であるかの「マラッカマックス」という大きさの基準がつくられています。