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　フェリーもRORO船も、共に大型トラックやトラック・トレーラーなどを運搬していますが、その大きな違いは、フェリーは多数の旅行客も輸送しているのに対し、RORO船は主に貨物を輸送しているところです。

　フェリーやRORO船は、車が直接船を出入りして貨物の荷卸しをしますので、コンテナ船に次いで荷役効率が高いものとなっています。これらの貨物は、コンテナと共にユニットロード貨物と呼ばれています。この方法では、トラックによる陸上輸送よりも長距離を大量に運べますので、労働力が少なくて済み、CO2排出量も少なくコストも安いなどの利点もあるため、近年物流の効率化によって増加しています。こうした陸上から海上への輸送手段の転換は、鉄道利用による輸送と合わせてモーダルシフトと呼んでおり、国土交通省でもモーダルシフトへの転換を促進しています。