釧路港 (くしろこう)
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釧路港 (くしろこう)
港格
重要港湾
港湾管理者
釧路港の概要
釧路港は日本有数の食糧基地である東北海道地域の流通拠点港として、地域の暮らしと産業の両面において重要な役割を果たしている。
港湾エリアは新釧路川を挟んで東港区と西港区となっており、東港区を中心に発展してきたが、国内外との貿易実績の大幅な伸長を受け、昭和44年より西港区の建設に着手した。西港区は昭和51年の第1埠頭の完成に次ぎ、第2・第3埠頭を順次整備しながら着実に施設を拡充し、平成14年には東北海道で唯一の-14メートル岸壁を有する第4埠頭の供用が開始された。また、平成23年5月、「国際バルク戦略港湾(穀物)」に選定、平成28年2月には「特定貨物輸入拠点港湾(穀物)」に指定され、穀物を取扱うアジアの主要港湾と比べて遜色のない物流コスト・サービスを実現するための全国的な拠点港として位置付けられている。
一方、古くから開けた東港区では、従来の物流・漁業機能に加え、釧路フィッシャーマンズワーフを中心とするウォーターフロント空間の形成が推進されているほか、平成23年6月に道内最大規模の耐震旅客船ターミナルが供用を開始した。
港湾エリアは新釧路川を挟んで東港区と西港区となっており、東港区を中心に発展してきたが、国内外との貿易実績の大幅な伸長を受け、昭和44年より西港区の建設に着手した。西港区は昭和51年の第1埠頭の完成に次ぎ、第2・第3埠頭を順次整備しながら着実に施設を拡充し、平成14年には東北海道で唯一の-14メートル岸壁を有する第4埠頭の供用が開始された。また、平成23年5月、「国際バルク戦略港湾(穀物)」に選定、平成28年2月には「特定貨物輸入拠点港湾(穀物)」に指定され、穀物を取扱うアジアの主要港湾と比べて遜色のない物流コスト・サービスを実現するための全国的な拠点港として位置付けられている。
一方、古くから開けた東港区では、従来の物流・漁業機能に加え、釧路フィッシャーマンズワーフを中心とするウォーターフロント空間の形成が推進されているほか、平成23年6月に道内最大規模の耐震旅客船ターミナルが供用を開始した。
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西港区
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東港区
釧路港の沿革
- 寛永9年 松前藩がアイヌとの交易所を開設
- 明治32年 関税法に基づく開港の指定
- 昭和26年 出入国管理令に基づく指定、重要港湾の指定(9月22日)
- 昭和28年 釧路市が港湾管理者となる
- 昭和30年 検疫法に基づく検疫港の指定
- 昭和31年 公有水面埋立法に基づく甲号港湾の指定
- 昭和33年 植物防疫法に基づく木材輸入港の指定
- 昭和39年 港湾運送事業法の適用を受ける
- 昭和42年 植物防疫法に基づく植物検疫港の指定
- 昭和44年 西港区の建設に着手
- 昭和46年 漁港用地77,000平方メートル完成
- 昭和48年 日本欧州運賃同盟フィーダーボートの指定港となる
- 昭和50年 西港区第1ふ頭完成
- 昭和52年 西港区第1ふ頭荷さばき地にコンテナヤード完成
- 昭和61年 西港大橋完成
- 平成元年 フィッシャーマンズ・ワーフ第一次計画施設完成(MOO、EGG)
- 平成2年 取扱貨物量2,000万トン、輸入穀物100万トン達成
- 平成3年 穀物サイロ増設、全道一の貯蔵能力となる
- 平成10年 西港区第4埠頭の建設に着手 西港区がエコポートに指定 島防波堤がエコポートモデル事業に認定
- 平成11年 釧路港開港百年
- 平成14年 西港区第4埠頭が供用開始 釧路~釜山間に外貿コンテナ定期航路開設 西港区第4埠頭にタイヤマウント型ダブルリンク式ジブクレーン設置
- 平成15年 家畜伝染病予防法に基づく動物検疫港の指定 24時間フルオープン化が開始される
- 平成16年 西港区第4埠頭に石炭荷役機械(平成17年1月供用開始)設置 SOLAS条約改正に伴い釧路港保安対策施設整備
- 平成17年 西港区第4埠頭にパナマックス型石炭船が初入港
- 平成18年 ほくれん丸、第二ほくれん丸就航 釧路港東港区耐震・旅客船ターミナル工事着工
- 平成19年 津波漂流物対策施設(津波スクリーン)設置
- 平成21年 西港区第3埠頭にガントリークレーン(平成21年9月供用開始)設置
- 平成23年 東港区耐震・旅客船バースが供用開始 国際バルク戦略港湾(穀物)に選定
- 平成26年 西港区第2埠頭国際物流ターミナル着手(国際バルク) 道内初の単独港湾による港湾BCP策定(3月)
- 平成27年 臨海部産業エリア促進港に指定(5月) 西港区第2埠頭国際物流ターミナル着工記念式開催(12月)
- 平成28年 特定貨物輸入拠点港湾(穀物)に指定(2月)
- 平成30年 西港区第2埠頭国際物流ターミナル完成式開催(11月)
- 令和元年 北海道みなとオアシス登録(名称:釧路みなとオアシス)(5月)
- 令和2年 西港区第3ふ頭コンテナヤードを拡張(1月)、新規コンテナ航路就航(週3便→週4便)(11月)
取扱貨物量
(単位:千トン)
区分 |
令和2年
取扱貨物量
|
令和3年 |
R3/R2対
前年比
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取扱貨物量 | 主要品種名 | ||||
外貨 | 輸出 | 229 | 224 | 金属くず、紙・パルプ、輸送用容器 | 0.98 |
輸入 | 2,516 | 2,393 | とうもろこし、石炭、動植物性製造飼肥料 | 0.95 | |
計 | 2,746 | 2,617 | 0.95 | ||
内貨 | 移出 | 4,891 | 4,753 | その他畜産品、紙・パルプ、製造食品 | 0.97 |
移入 | 6,814 | 6,615 | 0.97 | ||
計 | 11,705 | 11,368 | 0.97 | ||
合計 | 14,450 | 13,985 | 0.97 |
北海道開発局港湾計画課調べ