奥尻港 (おくしりこう)
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奥尻港 (おくしりこう)
港格
地方港湾<避難港>
港湾管理者
奥尻港の概要
奥尻港は、離島唯一の港湾として、島内で営まれる消費、生産等の諸活動に要する物資の取扱港として重要な役割を果たしている。
本港は、昭和26年に避難港として整備が図られ、昭和41年に地方港湾の指定を受け、昭和42年にカーフェリーが就航し、さらに、平成3年からフェリーも大型化(2,000トン級)し、島民の生活の安定化に寄与している(平成29年5月から新造船(3,650トン)が就航予定)。このことから、本港の果たす役割は民生安定は勿論のこと、水産業を含め地場産業の振興、活性化を図るとともに観光の拠点として、また、近年の海洋性レクリエーションの需要の高まりに対応した港湾整備が必要となっている。
このような背景を踏まえ、平成4年~5年の2箇年にわたり、奥尻港の長期的展望にたって、奥尻港マリンタウンプロジェクト調査が実施され、21世紀へ向けての基本計画が策定され、港づくり、まちづくりを進めてきている。
また、平成5年7月に発生した北海道南西沖地震は、奥尻港はもとより奥尻島に津浪などによる甚大な被害を被ったが、その後の災害復旧により5年後の平成10年3月に復興宣言がなされた。
奥尻港の沿革
- 昭和8年 奥尻港着工
- 昭和26年 避難港の指定(1月19日) 奥尻町が港湾管理者となる
- 昭和28年 港湾区域の設定
- 昭和29年 離島振興法に基づく指定
- 昭和41年 地方港湾の指定(3月31日)
- 昭和42年 江差~奥尻間に東日本海フェリー航路開設
- 昭和46年 港湾隣接地域の設定 臨港区域の設定
- 昭和52年 瀬棚~奥尻間に東日本海フェリー航路開設
- 昭和58年 港湾区域の変更
- 昭和60年 臨港区域の変更
- 平成3年 フェリー大型化(2,000トン級)
- 平成5年 北海道南西沖地震(7月12日)
- 平成9年 岸壁-6.5メートル(耐震)完成
- 平成10年 復興宣言採択(3月17日)
- 平成13年 港湾区域の変更
- 平成24年 水産物流通荷さばき施設の完成
- 平成26年 漁獲物鮮度保持施設の完成
- 平成27年 漁具保管施設の完成
- 平成29年 フェリー大型化(3,600トン級)
- 令和元年 奥尻~瀬棚間のハートランドフェリー航路休止
取扱貨物量
(単位:千トン)
区分 |
令和3年
取扱貨物量
|
令和4年 |
R4/R3対
前年比
|
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取扱貨物量 | 主要品種名 | ||||
内貿 | 移出 | 246 | 276 | フェリー、非金属鉱物、重油 | 1.12 |
移入 | 263 | 300 | フェリー、砂利・砂、重油 | 1.14 | |
計 | 509 | 576 | 1.13 | ||
合計 | 509 | 576 | 1.13 |
北海道開発局港湾計画課調べ