瀬棚港 (せたなこう)
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瀬棚港 (せたなこう)
港格
地方港湾
港湾管理者
瀬棚港の概要
瀬棚港は、平成17年9月1日に檜山北部3町(旧瀬棚町・北桧山町・大成町)が合併し誕生した檜山支庁管内久遠郡せたな町に位置する地方港湾であり、離島奥尻とフェリーで結ばれ、物資輸送拠点港として重要な役割を果たしている。また、建設資材である砂の積み出し港、そして、イカ漁など沿岸漁業の基地として活況を呈している。
本港は、明治、大正時代には施設はなかったが、近隣町村からの物産等の移出港として利用されており港湾整備が求められていた。
昭和初期に港湾整備に着手し、施設整備が進むにつれ、背後から産出する農水産物の輸送、また近年は建設用材としての砂、石材等が主な取扱貨物となっている。
昭和60年には日本で初めて運輸省(現・国土交通省)港湾局のケーススタディーの指定を受けた「瀬棚港マリンタウンプロジェクト」が立案され、平成10年度にはその当初計画を見直し、21世紀の成熟社会に向けた物流・産業・生活が調和した港湾空間を形成すべく港湾機能の実現のため、鋭意工事を進めることとしている。
瀬棚港の沿革
- 昭和9年 瀬棚港着工
- 昭和28年 地方港湾の指定(3月31日) 瀬棚町が港湾管理者となる
- 昭和31年 公有水面埋立法に基づく乙号港湾の指定
- 昭和52年 瀬棚~奥尻間に東日本海フェリー航路開設
- 昭和59年 港則法に基づく適用港湾の指定
- 平成16年 洋上風力発電所運転開始
- 平成17年 大成町、北檜山町、瀬棚町が合併し、「せたな町」となる
- 平成26年 水産物保管冷蔵施設の完成
- 令和元年 瀬棚~奥尻間のハートランドフェリー航路休止
取扱貨物量
(単位:千トン)
区分 |
令和3年
取扱貨物量
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令和4年 |
R4/R3対
前年比
|
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取扱貨物量 | 主要品種名 | ||||
内貿 | 移出 | 82 | 63 | 砂利・砂、原木、窯業品 | 0.77 |
移入 | 52 | 60 | 砂利・砂、石灰石、水産品 | 1.16 | |
計 | 134 | 123 | 0.92 | ||
合計 | 134 | 123 | 0.92 |
北海道開発局港湾計画課調べ