白老港 (しらおいこう)
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白老港 (しらおいこう)
港格
地方港湾
港湾管理者
白老港の概要
白老港は、北海道南西部の太平洋岸に面し、日高・胆振沿岸の西側に位置する港湾である。地方港湾には昭和57年に指定されており、背後圏企業の原材料及び製品等の流通に貢献する内貿拠点、さらには沿岸で展開される水産活動の基地として、地域の産業・経済に密着した重要な役割を果たしている。
平成2年に漁港区・親水護岸が整備され、「インカルミンタル」と命名されたこの親水護岸は、港のシンボルとして各種イベントに活用され、地元住民が港に触れ合える施設となっている。平成7年に第1商港区、平成13年には第2商港区が供用され、-5.5メートル岸壁5バース、-7.5メートル岸壁が1バースを有する港に発展を遂げており、地元企業による原材料、製品などを中心とした内貿貨物はこの10年で大きな伸びを見せている。
平成17年度からは、非効率な物流形態の改善及び背後企業の業務拡大に伴う新規発生貨物取扱等の要請に対応するため、第3商港区として物流ターミナル(-11メートル岸壁)関連を整備し、平成25年度に供用開始した。第3商港区の整備により、大型客船の入港が可能となり、2017年5月11日に「ぱしふぃっくびいなす」が、2022年6月12日には「にっぽん丸」がそれぞれ初寄港した。また、2020年には町内に「国立アイヌ民族博物館」をはじめとする「民族共生象徴空間」の開設が予定されており、新たな観光需要の拡大が期待される。
平成2年に漁港区・親水護岸が整備され、「インカルミンタル」と命名されたこの親水護岸は、港のシンボルとして各種イベントに活用され、地元住民が港に触れ合える施設となっている。平成7年に第1商港区、平成13年には第2商港区が供用され、-5.5メートル岸壁5バース、-7.5メートル岸壁が1バースを有する港に発展を遂げており、地元企業による原材料、製品などを中心とした内貿貨物はこの10年で大きな伸びを見せている。
平成17年度からは、非効率な物流形態の改善及び背後企業の業務拡大に伴う新規発生貨物取扱等の要請に対応するため、第3商港区として物流ターミナル(-11メートル岸壁)関連を整備し、平成25年度に供用開始した。第3商港区の整備により、大型客船の入港が可能となり、2017年5月11日に「ぱしふぃっくびいなす」が、2022年6月12日には「にっぽん丸」がそれぞれ初寄港した。また、2020年には町内に「国立アイヌ民族博物館」をはじめとする「民族共生象徴空間」の開設が予定されており、新たな観光需要の拡大が期待される。
白老港の沿革
- 昭和44年 白老港建設促進期成会設立
- 昭和54年 白老港港湾計画基本構想を策定
- 昭和57年 白老港港湾計画基本構想改訂 白老港港湾区域の認可、白老町が港湾管理者となる 地方港湾の指定(8月3日)
- 平成2年 白老港港湾計画基本構想改訂 漁港区の一部供用開始
- 平成7年 商港区の一部供用開始
- 平成10年 道道白老大滝線開通
- 平成11年 白老港港湾計画基本構想改訂
- 平成13年 第2商港区供用開始
- 平成17年 第3商港区新規着工 白老港湾計画基本構想改訂
- 平成25年 第3商港区供用開始
- 平成29年 大型客船「ぱしふぃっく びいなす」初寄港
- 令和4年 大型客船「にっぽん丸」初寄港(6月)
取扱貨物量
(単位:千トン)
区分 |
令和3年
取扱貨物量
|
令和4年 |
R4/R3対
前年比
|
||
取扱貨物量 | 主要品種名 | ||||
内貿 | 移出 | 452 | 442 | 砂利・砂、窯業品、石材 | 0.98 |
移入 | 401 | 479 | 砂利・砂、非金属鉱物、石灰石 | 1.19 | |
計 | 853 | 920 | 1.08 | ||
合計 | 853 | 920 | 1.08 |
北海道開発局港湾計画課調べ