北海道太平洋側港湾において大規模地震・津波が発生した際に、港湾管理者や北海道開発局をはじめとする各関係機関が連携し、太平洋側港湾が総体として緊急物資輸送機能及び物流機能の早期回復を図ることを目標に、「北海道太平洋側港湾BCP（広域港湾機能継続計画）」を策定しました。

　本BCPでは、(1)太平洋側港湾の航路啓開の進め方（優先啓開港の考え方）、(2)応援職員の派遣や資機材の貸出、(3)港湾の利用が困難な場合における他港を利用した代替輸送他港を利用した代替輸送の3項目について予め整理しております。

　道央圏港湾BCPは、道央圏港湾（室蘭港、苫小牧港、小樽港、石狩湾新港、白老港）において大規模災害が発生した際にも、道央圏の各港湾が相互補完体制を構築して継続的な港湾物流機能を確保・発揮し、社会経済活動への影響を最小限に抑えることを目的に策定しました。

　道央圏港湾BCPは、（1）港湾利用事業者（船社・荷主等）の代替輸送判断に資する情報収集伝達と（2）被災港における港湾管理者機能や港湾施設の早期復旧に資する人的支援の2項目について、予め整理しています。