釧路空港
釧路空港
大自然に囲まれた北海道東部の拠点空港
釧路空港は北海道東部の経済、産業、物流の中心地である釧路市と白糠町にまたがっており、釧路市中心部から北西に約20km、海から5kmの丘陵上に位置しています。昭和36年の開港以来、北海道東部の拠点空港として、重要な役割を担ってきました。この間、釧路独特の気象条件である夏場の濃霧による就航率低下が長年の課題でしたが、平成7年10月には高性能な計器着陸装置(※)ILS(CAT-Ⅲa)、平成18年4月にはILS(CAT-Ⅲb)が供用されたことで、就航率と定時性が向上しました。さらに平成12年11月には、航空機の大型化に対応するため滑走路が2,500mに延長されました。
令和2年度からは新型コロナウイルス感染症の影響拡大により空港利用者は急激に落ち込みましたが、コロナ禍前の年間乗降客数87万人(令和元年)に対し、令和4年には63万人まで回復しています。
令和2年度からは新型コロナウイルス感染症の影響拡大により空港利用者は急激に落ち込みましたが、コロナ禍前の年間乗降客数87万人(令和元年)に対し、令和4年には63万人まで回復しています。
⇒「高カテゴリー運航の概要」参照
〈アクセス〉
空港とその周辺の情勢
霧の街として有名な釧路市の周辺には釧路湿原国立公園、阿寒国立公園、さらには世界自然遺産の知床を擁している観光地であると共に、周辺地域では酪農業が盛んです。また、日本有数の水揚量のある水産基地でもあることから、釧路空港から新鮮な水産品が羽田空港等を経由して本州各地へ輸送されています。さらに、豊かな林産資源と水が育てた製紙業は、釧路市を代表する産業として、地域の発展を支えてきました。一方、ラムサール条約に指定されている釧路湿原には、国の特別天然記念物であるタンチョウをはじめとした貴重な動植物が生息しており、世界的にも湿原の自然を保護する重要性が認められている地域です。平成18年には釧路空港の愛称を「たんちょう釧路空港」とし、釧路の自然をアピールするとともに、利用者により深い思い出を作ってもらうために、空港ターミナルビル前にタンチョウやシマフクロウ等の動物モニュメントが設置されています。
空港関連情報
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北海道開発局において、空港整備を担当しています。
空港を管理しています。
空港の運営、ターミナルビルを管理・運営しています。