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川の歳時記 秋

川の歳時記 秋

川の歳時記 秋
朝夕ひんやりした風が吹きはじめ、空気がくっきり澄んでくる北国の秋。木も、鳥も、魚も、生きものたちは冬支度に追われています。長い冬を前に、美しくかがやく北海道の秋の風景をお届けします。

晩秋のハルニレ/豊頃町

  • 晩秋のハルニレ/豊頃町
 ハルニレは北海道を代表する木のひとつで、「エルム」ともよばれる落葉樹。川沿いなどの湿った土地によく育ちます。豊頃町を流れる十勝川河川敷に立つハルニレは、樹齢が130年以上にもなり、まちのシンボルとなっています。紅葉も終わり、すっかり葉を落としたハルニレは、どこかホッとしているように見えました。
秋のタネ取り
 十勝川流域では、地域の人々が参加して川沿いに木を植える「治水の杜(ちすいのもり)」事業が行われています。植える木は、もともと十勝に自生するカシワやハルニレ、マユミなど。夏から秋に木からタネを取り、1~2年かけて苗を育て、秋に植樹します。
どんぐり
 どんぐりは、カシワやミズナラといったブナ科の木のタネです。カシワはささくれて広がった帽子、ミズナラはささくれていないベレー帽のような帽子をかぶっています。
植樹
 さわやかな秋晴れのなか、大事に育てた苗を植えつけます。砂利などを敷いて雑草の進入や土の乾燥を防ぎ、10種類の苗を植えておくと、自然に強い木だけが育ちます。

母なる恵みの鵡川/鵡川町

  • 母なる恵みの鵡川/鵡川町
母なる恵みの鵡川/鵡川町
 太平洋に面した鵡川町の中央を流れる鵡川には、二つのアーチが特徴的な鵡川橋がかかっています。毎年10月中ごろには、この橋の下までシシャモが上ってきます。満潮の日没、群れをなして川を上るシシャモは、川から贈られるこのうえない秋の恵みです。
シシャモのすだれ干し
 ズラリと並んたシシャモのすだれ干しは、鵡川の秋の風物詩。シシャモは漢字で「柳葉魚」と書きますが、その昔、飢饉のときに神様が柳の葉に命を与えて作った、という伝説から名前がついたといわれます。
ポストカード

秋の川 いろいろ

渡り鳥たち バードウォッチング
 9月をすぎると渡り鳥のシーズンです。カモやシギ、ガンなどたくさんの鳥たちがやってきます。川や沼の岸辺、湿原は絶好の観察ポイント。たくさんのギャラリーが、双眼鏡を手に鳥たちを見つめています。
シギ
 俳句で秋の季語にもなっているシギ。南へ渡る途中、北海道に立ち寄ります。
カモ
 いつもカップルで仲良く泳いでいるカモは、北海道で越冬するためにやってきます。都心の池でもよく見かけますが、広々とした川面で泳ぐ姿は幸せそうですね。
インディアン水車

写真提供:千歳サケのふるさと館

 千歳川に設けられたインディアン水車。正式には「捕魚車(ほぎょしゃ)」とよばれ、カゴがついた水車が回り、上ってきたサケを捕らえます。年間で約30万尾を捕獲し、卵をふ化させ、春には稚魚が放流されます。
サケ帰る
 秋の川を力強くのぼるサケ。サケが故郷の川をわかるのは、生まれた川の「匂い」を覚えているからといわれています。
川と走る鉄道
 旭川と稚内をつなぐ日本最北の鉄道・宗谷本線は、天塩川に沿って延びています。その距離およそ120キロ。水面に映る紅葉を楽しみながら、川との旅に出発です。
青い川
 美瑛川は上流の白金温泉近くになると、水が美しい青色に見えます。この色は、硫黄分を含んだ温泉水が川へ流れ込むためといわれ、秋には青い川と紅葉の見事な競演が見られます。

お問合せ先

建設部 河川計画課 企画係

  • 電話番号:011-709-2311(内線5327)
  • ファクシミリ:011-709-2144

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